マチネー/土曜の午後はキッスで始まる
『マチネー/土曜の午後はキッスで始まる』(マチネー どようのごごはキッスではじまる、Matinee)は、1993年のアメリカ合衆国のコメディ映画。監督はジョー・ダンテ、出演はジョン・グッドマンとキャシー・モリアーティなど。 キューバ危機に揺れる1962年のアメリカ合衆国を舞台に、新作のプレミア上映でやって来たホラー映画監督と、劇場に集う少年少女を描く青春群像劇[3]。タイトルの「マチネー」とは、フランス語で「昼間に行われる演劇・音楽会などの興行」の意(フランス語のスペルではmatinée)。 ストーリー
1962年10月、フロリダ州キーウェスト。海軍に勤務する父の転勤でこの町に越して来た少年ジーンは、毎週土曜日の午後には映画館に通い、今ではB級ホラー映画の映画作家ウールジーの作品の大ファンであった。次の土曜日の午後には、半分蟻と化した男が主人公のウールジーの新作「MANT!」が公開される予定で、ジーンと弟デニスはそれを楽しみにしていた。 その頃、ソ連がキューバに核兵器を配置しようとしていることが発覚し、アメリカは海上封鎖に出る。キーウェストの市民は不安な日々を送っていた。 そして「MANT!」公開当日の土曜日の午後、ジーンは映画館でサンドラと遭遇するのだが、思わね騒動が起こり、2人は映画館の地下にある核シェルターに閉じこめられてしまう。さらに、上映中のスクリーンが爆音と共に火を吹き、巨大なきのこ雲が現れる。爆音を聞いたジーンとサンドラはついに核戦争が始まったのだと覚悟する。 キャストカッコ内は日本語吹替(吹替版はVHSとBDに収録されているが、DVDには未収録)
その他の日本語吹替椎橋重、星野充昭、叶木翔子、折笠愛、成田剣、桜井敏治、中原茂、中村雄一、紗ゆり 製作劇中に登場する短編映画『MANT!』も独立した作品としてジョー・ダンテ監督が35mmフィルムで撮影している[3]。 作品の評価Rotten Tomatoesによれば、34件の評論のうち、94%にあたる32件が高く評価しており、平均して10点満点中7.71点を得ている[4]。 ジョー・ダンテ監督自身の趣味色の中にモンスター映画ファンへの愛が溢れている一方で「現実より映画を好む若者」という社会批判的な一面もあるとの指摘がある[3]。 出典
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