マニ (鳥)
マニ(Mani、1997年生)は、マレーシア生まれ[1] の雄のワカケホンセイインコで、シンガポールで飼われている。マニは2005年から占い師M. Muniyappanの「助手」として、リトル・インディアにある占い店で働いている。M. Muniyappanは、簡略化したカード占いを行うことで知られている。 マニは、2010 FIFAワールドカップの準々決勝の勝敗の予想を全て当てたことで、シンガポールだけでなく、世界的にも有名になった[2]。準決勝1試合目のウルグアイ対オランダ戦の前日の7月5日には、シンガポールでのグーグルの「ホット検索」でトップになった[3]。 ワールドカップ開始前は、この占い店の来客は1日平均10人程度だったが、ワールドカップの後には1時間に10人程度となった[2][4]。 予想→詳細は「en:Parrot astrology」を参照
マニはそれ以前から飼い主の占いを手伝っていたが、2010 FIFAワールドカップの勝敗の予想をしたことで、広く知られるようになった。 シンガポールの新聞The New Paperによると、マニのこれまでのワールドカップの勝敗予想で最も話題になったのは、オランダがブラジルに勝利するという予想で[5]、その予想は的中した。 準々決勝では、スペイン、ドイツ、ウルグアイ、オランダの4つの試合の勝者を正確に予想した[6]。 準々決勝の結果を全て的中させたことで、マニは世界的に有名になった。シンガポールの新聞『ニューペーパー』がマニを取り上げたのを皮切りに、世界中の新聞社がそれに追随した。AFP通信[4] やAP通信[7] などの通信社、『ガーディアン』[8] やアメリカの雑誌『ヴァニティ・フェア』[9] などが、マニについての記事を掲載した。マニの話は、ドイツ戦の予想を全て的中させてきたドイツのタコ・パウルと絡めて紹介された。 準決勝では、ウルグアイがオランダを、スペインがドイツを破り、ウルグアイ対スペインの決勝戦になると予想した。さらに、スペインが優勝するだろうと予測した[6]。ウルグアイ対オランダ戦の予想は外れ、オランダが決勝に進んだ。マニは改めて、決勝のオランダ対スペイン戦について、オランダの勝利を予想した。一方、タコのパウルはスペインの勝利を予想し[10][11]、いくつかのメディアで「タコ対インコ」として紹介された[10][11]。実際の試合ではスペインが1-0で勝利し、パウルの予想の方が的中した[12]。 脚注
外部リンク
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