ミラノ・リナーテ空港
ミラノ・リナーテ空港(ミラノ・リナーテくうこう、伊: Aeroporto di Milano-Linate、英: Milan Linate Airport)は、イタリアのミラノにある国際空港。ミラノ出身の発明家で、航空技術のパイオニアであるエンリコ・フォルラニーニの功績を称え、エンリコ・フォルラニーニ空港(Aeroporto Enrico Forlanini)という別称が付けられている。 概要リナーテ空港はミラノ市の東、ペスキエーラ・ボッロメーオに位置しており、ミラノ・マルペンサ空港に次ぐ第2の規模のミラノの国際空港である。 かつてはボーイング707やボーイング767などの大型機による中東などへの便や貨物便も運航されていたが、滑走路が短く、空港そのものの規模が小さいため、現在はワイドボディ機による中長距離国際線はミラノ・マルペンサ空港に移管され、ボーイング737やエアバスA320などによる、主にイタリア国内線や周辺ヨーロッパ諸国への短距離国際線と、ビジネスジェットの乗り入れが中心となっている。 ミラノ都心部から遠いマルペンサ空港に対して、都心部との距離が近く(リナーテ空港は都心から4.8km、マルペンサ空港は都心から39.97km)、路線バスで結ばれているほか、ミラノ地下鉄M4線が乗り入れている。また、マルペンサ空港とも高速バスおよび路線バスで結ばれている。 施設就航航空会社利用状況2018年の旅客数は約923万人だった。国内線で最も旅客が多かった行き先はローマのフィウミチーノ空港で国際線はパリ=シャルル・ド・ゴール空港だった。 アクセスミラノ交通局(Azienda Trasporti Milanesi; ATM)の路線バス73系統、がドゥオーモ広場東のサン・バビラ広場と空港との間を、約45分で結んでいる。 地下鉄駅、バス停の脇にある券売機で市内交通共通券(€2.00、乗り換えは90分間有効)を購入し、バス内の機械で読み取らせ有効化してから用いる。いずれの方向も発車時間で5:35-24:35、10-20分間隔で運行している。サン・バビラ広場ではミラノ地下鉄M1の他、路線バス54、60、61、84系統などに乗り継げる。 事件と事故
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