ムンナー兄貴、医者になる
『ムンナー兄貴、医者になる』(ムンナーあにき、いしゃになる、Munna Bhai M.B.B.S.)は、2003年に公開されたインドのコメディドラマ映画。ラージクマール・ヒラーニの監督デビュー作で、『ムンナー・バーイーシリーズ』の第1作。上映日数は25週間以上を記録し、26週目の時点で257スクリーンで上映されていた[2]。 あらすじ
キャスト
製作ラージクマール・ヒラーニはインタビューの中で、医学生の友人との会話から映画のアイディアを得たことを明かしている[3]。また、家族が病気になった際に医療関係者と交流したことも製作に影響を与えている。 ヒラーニは脚本執筆の段階ではアニル・カプールを主役に考えていた[3]。しかし、ムンナー・バーイー役にはシャー・ルク・カーンが起用され、ザヒール役のサンジャイ・ダットと共演することになったが、シャー・ルクは後に深刻な腰痛のため降板を余儀なくされた[4][5][6][7][8][9]。そのためシャー・ルクは映画に出演していないが、エンドクレジットには彼の協力に感謝する旨が記載されている[3]。また、ヒラーニはシャー・ルクとの会話の中で、アイシュワリヤー・ラーイを起用することを考えついた[3]。ムンナ・バーイー役にはヴィヴェーク・オベロイが検討されたが、最終的にはサンジャイ・ダットが演じることになり、またムンナ・バーイーの父親役としてサンジャイの父スニール・ダットが10年振りに映画出演することになった。サルカシュワル役には当初マカランド・デシュパンデが検討されていたが、最終的にアルシャード・ワールシーが起用され、彼のキャリアにとっての転換点となった。医科大学のシーンはプネーの農業大学とムンバイのグラント・ガバメント・メディカル・カレッジで撮影された[10]。ヒラーニは十分な製作費が確保できなかったため、一部のシーンの撮影方法を変更することにした。終盤の結婚式のシーンについては、式場のセット作成とグレーシー・シンの衣装作成で数千ルピーの費用が必要と試算されたため、費用を抑えるために実際の結婚式場を利用することに決め、式場運営者の許可を取り式終了後に式場を借りて撮影を行っている[3]。 『ムンナー兄貴、医者になる』はロビン・ウィリアムズ主演の『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』と類似点が指摘されている。ヒラーニは指摘に対して、製作以前に『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』を鑑賞したことはなく、そうした指摘を否定している[11]。 映画音楽はアヌー・マリク、作詞はアッバス・タイヤワーラーとラハト・インドリが手掛けている。Box Office Indiaによると、サウンドトラックアルバムは100万枚発売され、2003年の売上ランキング第15位になった[12]。 受賞・ノミネート
リメイク一覧
出典
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