メグズ郡 (オハイオ州)
メグズ郡(メグズぐん、英: Meigs County)は、アメリカ合衆国オハイオ州にある郡である。2010年の国勢調査によると、郡内の人口は23,770人であり、2000年と比して698人 (3.0%) 増となっている[2]。郡庁所在地はポメロイ。郡名は第4代オハイオ州知事リターン・J・メグズ・ジュニアにちなんだものである[3]。 地理2010年の国勢調査によると、郡の総面積は1,121.5km²である。このうち陸地が1,114.0km²(総面積比99.33%)、水域が7.5km²(総面積比0.67%)である[4]。オハイオ川が郡東部から南部にかけての境界線となっている。 メグズ郡は、アパラチア山脈地帯の一部であるアパラチア高原に広がっている。山脈中の高地の例に漏れず、その地勢は起伏が激しい。高いところでは北西部の海抜298メートル、低いところでは中南部のオハイオ川沿岸地域の163メートルと、高低差がある。郡の大部分は、オハイオ川の支流であるシェイド川およびリーディング・クリークの流域である。郡の北西端にはラクーン・クリークが流れている[5]。 19世紀後半以来炭鉱が主要な産業となっている。露天炭鉱、地下炭鉱ともに存在したが、そのほとんどが1990年代までに操業を停止した。郡の景観には、炭鉱産業の影響が今日もまだ見られる状態である。高い土壁やボタ山など、採掘の過程で人為的に形成された地形が、当時のまま残されている。 隣接する郡
気候メグズ郡の気候は湿潤大陸性気候に分類されると考えられている。夏は蒸し暑く、冬は冷え込み雨雪も多い。年間平均降水量は1,041mmで、特に集中する月はない。7月の平均最高気温は摂氏25度前後で、平均最低気温は摂氏15度強である。夏場に摂氏32度を越えるのは珍しくない。1月の平均最高気温は摂氏5度前後で、平均最低気温は氷点下5度前後である。ほぼ毎年、氷点下17度(華氏0度)前後、ときにはそれ以下を記録する日がある。年間平均降雪量は500mmから630mmで、11月下旬から4月第1週まで続く。 オハイオ川周辺の渓谷地帯は、河川の影響による微小気候下にあり、他の地域と比べて寒暖の差が小さく、このため、植物の成長期も長く続く傾向がある。他の微小気候地域としては、郡中に点在する小渓谷の、寒気溜りと呼ばれる地域がある。ここでの夜間の気温は、たびたび周辺地域よりも低くなる。 人口統計2000年の国勢調査当時[6]、郡内には23,072人、9,234世帯、6,574家族が居住している。人口密度は21人/km²である。10,782戸の家屋があり、家屋密度は10戸/km²である。人種別に人口分布を見ると、白人が97.73%、黒人またはアフリカ系が0.69%、先住民が0.27%、アジア系が0.10%、その他0.25%、混血が0.96%である。ヒスパニック系またはラテン系は0.6%を占める。 9,234世帯中、18歳未満の子供を含む世帯は31.20%、夫婦が同居する世帯は56.90%、配偶者のいない女性を世帯主とする世帯が10.00%、家族でない世帯が28.80%である。全世帯のうち25.00%が単身世帯であり、65歳以上の独居世帯が11.70%である。1世帯の平均人数は2.47人で、1家族の平均人数は2.94人である。 世代別の人口分布を見ると、18歳未満が23.90%、18歳以上24歳以下が8.40%、25歳以上44歳以下が27.70%、45際以上64歳以下が25.20%、65歳以上が14.80%という構成になっている。中央値年齢は39歳である。女性100人あたりの男性は94.70人で、18歳以上の女性100人あたり男性は92.80人である。 世帯当たりの平均年収は27,287ドルであり、家族あたりの平均年収は33,071ドルである。男女別に見ると、男性30,821ドルに対し、女性19,621ドルとなっている。一人当たりの収入は13,848ドルである。14.30%の家族および19.80%の個人が貧困線を下回っている。ここには18歳未満の26.30%および65歳以上の14.50%が含まれる。 教育機関
自治体村郡区法人化されていないコミュニティ保護区
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参考文献
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