ラガーディア空港
ラガーディア空港(ラガーディアくうこう、英語: LaGuardia Airport)は、アメリカ合衆国のニューヨーク州ニューヨークのクイーンズ区にある国際空港。 概要近隣にあるニューヨーク/JFK、ニューアークと共にニューヨーク都市圏の空港の一つである。その管理、運営、警備はすべて同地域の地域開発公団であるニューヨーク・ニュージャージー港湾公社が行っている。その位置関係はニューヨーク市域の空港一覧を参照。 マンハッタンの北東、クイーンズ区に位置し、敷地面積は280haである。主にアメリカ国内線と、カナダの各都市を結ぶ国際線が中心の空港である。税関や検疫の施設は存在していない。騒音問題と環境保護の点から、一部の例外を除き、飛行距離約2,400km以上の路線の発着は行わない。 一応国際空港ではあるが、入国審査と税関検査は一切行われていない。そのため、現時点でこの空港を利用できる国際線は、アメリカ国外での出発空港にて事前入国審査が行なわれている15空港のみに限られる。現実的に飛来するのはカナダの複数の路線と、バハマのナッソー、アルバのオラニエスタッド程度である。 一時は、遅れの生じたフライトが約30%と全米レベルでワースト10に入るほどの遅延が発生していたが[3]、その後、各航空会社による運航スケージュールの見直しにより大幅に改善された。ただ、滑走路が二本とはいえ、滑走路が互いに交差している構造により、一度遅延が発生すると終日影響を受けることが多い。 歴史1929年、民営の水上機専用飛行場が設置された。「ノースビーチ飛行場」と呼ばれ、その後、アメリカ航空界のパイオニアの一人である飛行家・航空機開発者のグレン・カーチスにちなむ「グレン・H・カーチス飛行場」の名称が与えられた。 1934年に市長に就任したフィオレロ・ラガーディアは市内に空港を整備する事を公約としており、この水上飛行場付近の海域を埋め立て陸上機用の空港を建設する計画を立てた。 1939年にニューヨーク市営空港として開港した。開港当時は水上機専用の旅客ターミナルがあった。アメリカ大陸横断路線などの長距離線も就航し、利用者数を急速に伸ばした。 1953年に至って、現在の名称に変更された。 ターミナルラガーディア空港には4つの空港ターミナルがある。ターミナルA(マリンターミナル)は1939年の開港時からある歴史的な建物でアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている。規模が小さく、他のターミナルと離れているため1路線に限定して使用されている。 ターミナルB,C,Dは全面的な建て替えが行われている。 主な航空会社
公共交通機関ターミナル間連絡バス
(注)2020年11月より暫定的にルート変更。A→D→C→B→Aの一方循環運行のみ。 いずれも乗車無料で24時間運行。早朝深夜以外は約10分おきの発車。 NYC Transit Bus
どちらも24時間運行で、早朝深夜以外は約10分間隔。乗車の際はバス停にある機械で先に料金(メトロカードで2ドル75セント)を支払って、支払い確認票を受け取り、バスの開いたすべての扉から乗車できる(いわゆる信用乗車方式だが、時々車内検札があり、支払い票を持っていないと違反として罰金が適用されるので要注意) NYC Express Bus空港からマンハッタンのグランド・セントラル駅とPort Authority Bus Terminalへ直行する。しかし、午前11時から午後7時までの間の一時間ごとの運行で、さほど便利とは言えない。片道16ドル、往復30ドル。 エア・ラガーディア構想空港から地下鉄メッツ-ウィレッツ・ポイント駅及びロングアイランド鉄道メッツ-ウィレッツ・ポイント駅を結ぶ新交通システム・エアトレイン・ラガーディア構想が2015年ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモによって発表されている[4]。 ニューヨーク市とその3つの主要空港の位置関係ニューヨーク周辺には、1.ニューヨーク/JFKや3.ニューアークなどの空港がある。
事件と事故
脚注
関連項目外部リンク |