Share to: share facebook share twitter share wa share telegram print page

ラトビアの地方行政区画

ラトビアの地方行政区画(ラトビアのちほうぎょうせいくかく)は7つの直轄市(国家都市、ラトビア語: valstspilsētas pašvaldība, 複数形:valstspilsētu pašvaldības)と36の基礎自治体(地方都市、ラトビア語: novads, 複数形:novadi、以下便宜上「」と呼称)に区分されている。また市の下位区分として都市型自治体(町、pilsēta)と行政教区pagasts)が設置されている[1]

現行の行政区画は2020年6月23日に施行された「行政区域及び居住区域に関する法律(Administratīvo teritoriju un apdzīvoto vietu likums)」が基礎となっている[2]

現行の行政区画

ラトビアの地方行政区画(2021年以降)

2021年7月1日時点で、ラトビアは7つの直轄市(国家都市、ラトビア語: valstspilsētas pašvaldība)と36の市(地方都市、ラトビア語: novads)に区分されている。なお2022年1月1日時点の附属書では2直轄市36市となっている(後述)[1]

同国では2009年に大規模な再編が行われ、2層の地方政府は9直轄市110市へ一元化された。だが自治体の規模は大小様々で、財政面においては自治体間で格差が生じていた[3]。2019年に就任したクリシュヤーニス・カリンシュ首相は格差を是正するための行政改革を優先事項とした[4]。同年9月17日に政府が受け入れた環境保護および地域開発省(VARAM)の案では2直轄市34市であったが[5]、最終的に7直轄市35市の42自治体となった。2020年6月23日に行政区域及び居住区域に関する法律が施行された。

同法に反発する自治体もあり、2020年6月16日には46の自治体が共同書簡で大統領に対し法案の公布の中止を求めるよう呼びかけた[6]。また2021年5月時点で19件の同法に関連する訴訟が憲法裁判所へ提起されている[7]。訴えが認められたケースもあり、例えばヴァラクリャーニ市はレーゼクネ市と合併する予定であったが、住民の中には独立の維持あるいはマドナ市(2009年以前はマドナ地区の一部であった)への編入を望む声があるとして市議会は憲法裁へ合併の中止を申立てた。2021年5月28日に憲法裁はヴァラクリャーニ市とレーゼクネ市の合併に違憲判決を下し[8]サエイマ(国会)は判決を受けて6月3日に同法を改正しヴァラクリャーニ市を36番目の自治体として承認した。

行政改革は何度かの改正を挟みながらも2022年現在進行中であり、2029年の地方選挙までに4つの直轄市が同名の郊外の市と合併する予定がある(#予定されている合併)。まだ実施はされていないが、2021年12月9日に採択された同法の改正によって附属書の自治体一覧は合併後へ変更され、2直轄市36市へ減少した(2022年1月1日施行[9])。

直轄市と市の一覧

# 市章 市名[10] ラトビア語 中心地 人口[11]
(2021年)
面積[11]
(km2)
統計区域 備考
01 ダウガフピルス直轄市 Daugavpils valstspilsētas pašvaldība - 80,627 72 ラトガレ [注釈 1]
02 イェルガヴァ直轄市 Jelgavas valstspilsētas pašvaldība - 55,336 61 ゼムガレ [注釈 1]
03 ユールマラ直轄市 Jūrmalas valstspilsētas pašvaldība - 50,248 101 ピエリガ
04 リエパーヤ直轄市 Liepājas valstspilsētas pašvaldība - 67,964 68 クルゼメ [注釈 1]
05 レーゼクネ直轄市 Rēzeknes valstspilsētas pašvaldība - 26,839 18 ラトガレ [注釈 1]
06 リガ直轄市 Rīgas valstspilsētas pašvaldība - 614,618 304 リガ
07 ヴェンツピルス直轄市 Ventspils valstspilsētas pašvaldība - 33,372 58 クルゼメ [注釈 1]
08 アイズクラウクレ市英語版 Aizkraukles novads アイズクラウクレ英語版 29,367 2,274 ゼムガレ
09 アルークスネ市英語版 Alūksnes novads アルークスネ英語版 13,861 1,698 ヴィドゼメ
10 アウゲシュダウガヴァ市英語版 Augšdaugavas novads ダウガフピルス[注釈 2] 25,927 2,524 ラトガレ [注釈 1]
11 アーダジ市英語版 Ādažu novads アーダジ英語版 21,134 243 ピエリガ
12 バルヴィ市英語版 Balvu novads バルヴィ英語版 19,015 2,386 ラトガレ
13 バウスカ市英語版 Bauskas novads バウスカ英語版 41,755 2,175 ゼムガレ
14 ツェーシス市英語版 Cēsu novads ツェーシス 41,161 2,668 ヴィドゼメ
15 南クルゼメ市英語版 Dienvidkurzemes novads グロビナ英語版 33,364 3,591 クルゼメ [注釈 1]
16 ドベレ市英語版 Dobeles novads ドベレ英語版 28,517 1,629 ゼムガレ
17 グルベネ市英語版 Gulbenes novads グルベネ英語版 19,619 1,872 ヴィドゼメ
18 イェルガヴァ市英語版 Jelgavas novads イェルガヴァ[注釈 2] 31,969 1,604 ゼムガレ [注釈 1]
19 イェーカブピルス市英語版 Jēkabpils novads イェーカブピルス[注釈 2] 40,576 2,996 ゼムガレ
20 クラースラヴァ市英語版 Krāslavas novads クラースラヴァ英語版 21,459 2,289 ラトガレ
21 クルディーガ市英語版 Kuldīgas novads クルディーガ 27,736 2,505 クルゼメ
22 キェッカヴァ市英語版 Ķekavas novads キェッカヴァ英語版 30,077 444 ピエリガ
23 リンバジ市英語版 Limbažu novads リンバジ英語版 28,546 2,441 ピエリガ
24 リーヴァーニ市英語版 Līvānu novads リーヴァーニ英語版 10,636 623 ラトガレ
25 ルッザ市英語版 Ludzas novads ルッザ英語版 21,777 2,411 ラトガレ
26 マドナ市英語版 Madonas novads マドナ英語版 28,692 3,077 ヴィドゼメ
27 マールペ市英語版 Mārupes novads マールペ英語版 32,824 347 ピエリガ
28 オグレ市英語版 Ogres novads オグレ英語版 57,617 1,839 ピエリガ
29 オライネ市英語版 Olaines novads オライネ英語版 19,705 309 ピエリガ
30 プレイリ市英語版 Preiļu novads プレイリ英語版 16,759 1,413 ラトガレ
31 レーゼクネ市英語版 Rēzeknes novads レーゼクネ[注釈 2] 24,244 2,524 ラトガレ [注釈 1]
32 ロパジ市英語版 Ropažu novads ウルブロカ英語版 31,697 536 ピエリガ
33 サラスピルス市英語版 Salaspils novads サラスピルス英語版 22,868 123 ピエリガ
34 サルドゥス市英語版 Saldus novads サルドゥス英語版 27,110 2,179 クルゼメ
35 サウルクラスティ市英語版 Saulkrastu novads サウルクラスティ英語版 9,230 278 ピエリガ
36 スィグルダ市英語版 Siguldas novads スィグルダ 30,625 1,030 ピエリガ
37 スミルテネ市英語版 Smiltenes novads スミルテネ英語版 18,155 1,801 ヴィドゼメ
38 タルスィ市英語版 Talsu novads タルスィ英語版 35,699 2,751 クルゼメ
39 トゥクムス市英語版 Tukuma novads トゥクムス 44,411 2,450 ピエリガ
40 ヴァルカ市英語版 Valkas novads ヴァルカ 7,596 909 ヴィドゼメ
41 ヴァルミエラ市英語版 Valmieras novads ヴァルミエラ 51,370 2,948 ヴィドゼメ
42 ヴェンツピルス市英語版 Ventspils ヴェンツピルス[注釈 2] 10,777 2,459 クルゼメ
43 ヴァラクリャーニ市英語版 Varakļānu novads ヴァラクリャーニ英語版 2,945 278 ヴィドゼメ

予定されている合併

いずれも2029年の地方選挙までに合併する予定[12]

  • 14.1 ダウガフピルス市(Daugavpils novads) - ダウガフピルス直轄市とアウゲシュダウガヴァ市
  • 18. (新)イェルガヴァ市(Jelgavas novads) - イェルガヴァ直轄市とイェルガヴァ市
  • 22.1 リエパーヤ市(Liepājas novads) - リエパーヤ直轄市と南クルゼメ市
  • 31. (新)レーゼクネ直轄市(Rēzeknes novads) - レーゼクネ直轄市とレーゼクネ市

下位行政区画

直轄市と都市型自治体を着色した地図(2021年)

市はさらに都市型自治体(町、pilsēta)と行政教区pagasts)に区分される[1]。一般的に都市型自治体の方が規模が大きい。なお直轄市には存在しない。

2022年1月1日時点で都市型自治体が無い自治体はイェルガヴァ市のみとなっている。またオライネ市、サラスピルス市は市名と同名の都市型自治体と教区のそれぞれ1つずつから構成されている[1]

過去の行政区画

2009年 - 2021年

色別の行政区画地図(2009年-2021年)。濃い赤色は直轄市。

2009年7月1日、109の基礎自治体 (Novadi) と、独自の議会と行政機構を持つ9直轄市 (Republikas pilsētas) に再編された[13]。これにより地区(第一級行政区)と町や市、教区(第二級行政区)の二重行政が解消され、行政は基礎自治体に一元化された。2010年12月18日にメールスラグスがロヤから分離し、基礎自治体は110となった[13]

直轄市

# 市名 ラトビア語 人口
(2013年)
面積
(km²)
1 ダウガフピルス Daugavpils 100,006 72.5
2 イェーカブピルス Jēkabpils 25,539 25.5
3 イェルガヴァ Jelgava 63,046 60.1
4 ユールマラ Jūrmala 57,479 100.0
5 リエパーヤ Liepāja 81,454 60.3
6 レーゼクネ Rēzekne 33,438 17.4
7 リガ Rīga 696,618 307.2
8 ヴァルミエラ Valmiera 26,284 18.2
9 ヴェンツピルス Ventspils 13,171 55.4

基礎自治体

# 名称 ラトビア語 人口
(2013年)
面積
(km²)
1 アグルアナ Aglona 4,194 392.7
2 アイズクラウクレ Aizkraukle 9,505 102.3
3 アイズプテ Aizpute 10,025 640.2
4 アクニーステ Aknīste 3,084 285.0
5 アロヤ Aloja 5,799 630.7
6 アルスンガ Alsunga 1,602 190.0
7 アルークスネ Alūksne 18,501 1,699.8
8 アマタ Amata 6,246 741.8
9 アペ Ape 4,101 545.1
10 アウツェ Auce 8,197 571.8
11 アーダジ Ādaži 10,263 162.9
12 バビーテ Babīte 9,782 241.7
13 バルドゥアネ Baldone 5,701 179.1
14 バルティナヴァ Baltinava 1,288 185.0
15 バルヴィ Balvi 14,972 1,044.5
16 バウスカ Bauska 26,841 784.9
17 ベヴェリーナ Beverīna 3,516 301.8
18 ブルアツェーニ Brocēni 6,710 498.5
19 ブルトニエキ Burtnieki 8,215 710.1
20 ツァルニカヴァ Carnikava 6,838 80.2
21 ツェースィス Cēsis 19,155 171.7
22 ツェスヴァイネ Cesvaine 3,033 190.5
23 ツィブラ Cibla 3,166 509.4
24 ダグダ Dagda 8,886 948.8
25 ダウガヴピルス Daugavpils 26,913 1,877.6
26 ドベレ Dobele 23,532 889.7
27 ドゥンダガ Dundaga 4,638 675.6
28 ドゥルベ Durbe 3,264 320.7
29 エングレ Engure 7,870 397.9
30 エールグリ Ērgļi 3,399 379.5
31 ガルカルネ Garkalne 7,821 150.5
32 グルアビナニャ Grobiņa 10,000 490.2
33 グルベネ Gulbene 26,530 1,876.1
34 イエツァヴァ Iecava 9,600 311.6
35 イクシュキレ Ikšķile 9,088 132.1
36 インチュカルンス Inčukalns 8,422 112.2
37 イルークステ Ilūkste 8,699 648.4
38 ヤウンヤルガワ Jaunjelgava 6,350 685.0
39 ヤウンピエバルガ Jaunpiebalga 2,554 251.0
40 ヤウンピルス Jaunpils 2,698 210.2
41 ヤーカブピルス Jēkabpils 5,462 906.0
42 ヤルガワ Jelgava 26,439 1,319.0
43 カンダヴァ Kandava 9,605 649.0
44 カールサヴァ Kārsava 6,630 628.4
45 クアツェーニ Kocēni 6,820 498.1
46 クアクネセ Koknese 5,901 360.6
47 クラースラヴァ Krāslava 18,936 1,078.4
48 クリムルダ Krimulda 5,609 339.1
49 クルストピルス Krustpils 6,622 812.2
50 クルディーガ Kuldīga 26,530 1,756.7
51 キェグムス Ķegums 6,171 490.0
52 キェカワ Ķekava 22,412 270.2
53 リエルワールデ Lielvārde 11,131 225.7
54 リーガトネ Līgatne 3,869 167.7
55 リンバジ Limbaži 18,895 1,170.9
56 リーヴァーニ Līvāni 13,538 624.6
57 ルバーナ Lubāna 2,765 346.9
58 ルヅァ Ludza 14,900 966.0
59 マドゥアナ Madona 26,953 2,153.4
60 マールピルス Mālpils 3,855 220.9
61 マールペ Mārupe 16,601 103.9
62 マッサラツァ Mazsalaca 3,762 417.0
63 メールスラグス Mērsrags 1,782 109.0
64 ナウクシェーニ Naukšēni 2,158 281.0
65 ネレタ Nereta 4,183 645.5
66 ニーツァ Nīca 3,752 350.8
67 ウアグレ Ogre 37,951 992.3
68 ウアライネ Olaine 20,496 297.0
69 ウアズアルニエキ Ozolnieki 10,538 286.1
70 パールガウヤ Pārgauja 4,314 487.5
71 パーヴィルアスタ Pāvilosta 3,128 515.0
72 プリャヴィニャス Pļaviņas 6,067 376.8
73 プレイリ Preiļi 11,239 365.3
74 プリエクレ Priekule 6,337 519.7
75 プリエクリ Priekuļi 9,057 301.8
76 ラウナ Rauna 4,361 309.0
77 レーゼクネ Rēzekne 30,901 2,524.1
78 リエビニ Riebiņi 5,913 630.0
79 ルアヤ Roja 4,361 309.5
80 ルアパジ Ropaži 7,142 326.4
81 ルツァヴァ Rucava 1,930 449.0
82 ルガーイ Rugāji 2,589 512.0
83 ルンダーレ Rundāle 4,157 231.1
84 ルーイエナ Rūjiena 5,941 352.2
85 サラツグリーヴァ Salacgrīva 9,021 637.6
86 サラ Sala 4,229 317.1
87 サラスピルス Salaspils 23,352 127.0
88 サルドゥス Saldus 27,772 1,683.3
89 サウルクラスティ Saulkrasti 6,226 47.7
90 セーヤ Sēja 2,452 227.9
91 スィグルダ Sigulda 18,178 360.9
92 スクリーヴェリ Skrīveri 3,942 105.4
93 スクルンダ Skrunda 5,782 553.2
94 スミルテネ Smiltene 13,917 949.0
95 ストゥアピニ Stopiņi 10,372 53.5
96 ストレンチ Strenči 4,006 375.7
97 タルスィ Talsi 33,397 1,763.0
98 テールヴェテ Tērvete 3,924 223.8
99 トゥクムス Tukums 32,455 1,199.7
100 ヴァイニュアデ Vaiņode 2,850 344.0
101 ヴァルカ Valka 10,109 908.0
102 ヴァラクリャーニ Varakļāni 3,783 279.0
103 ヴァールカヴァ Vārkava 2,268 288.9
104 ヴェツピエバルガ Vecpiebalga 4,547 542.5
105 ヴェツムニエキ Vecumnieki 9,414 844.0
106 ヴェンツピルス Ventspils 13,171 2,472.0
107 ヴィエスィーテ Viesīte 4,375 650.5
108 ヴィリャカ Viļaka 6,049 639.7
109 ヴィリャーニ Viļāni 6,807 285.1
110 ズィルペ Zilupe 3,517 308.9

1949年 - 2009年

2009年時点のラトビアの地方行政区画

2009年以前は地区(あるいはラヨン、rajons)と直轄市(lielpilsētas)で構成されていた。1949年12月31日、ラトビア・ソビエト社会主義共和国最高評議会が定めた58地区が始まりとされる[14]。廃止時は26地区と7つの直轄市があった[13]

  1. アイズクラウクレ地区Aizkraukles rajons
  2. アルークスネ地区Alūksnes rajons
  3. バルビ地区Balvu rajons
  4. バウスカ地区Bauskas rajons
  5. ツェーシス地区Cēsu rajons
  6. ダウガフピルス地区Daugavpils rajons
  7. ダウガフピルス(直轄市)(Daugavpils
  8. ドゥアベレ地区Dobeles rajons
  9. グルベネ地区Gulbenes rajons
  10. イェーカブピルス地区Jēkabpils rajons
  11. イェルガヴァ地区Jelgavas rajons
  12. イェルガヴァ(直轄市)(Jelgavas
  13. ユールマラ(直轄市)(Jūrmala
  14. クラースラヴァ地区Krāslavas rajons
  15. クルディーガ地区Kuldīgas rajons
  16. リエパーヤ地区Liepājas rajons
  17. リエパーヤ(直轄市)(Liepāja
  18. リンバジュ地区Limbažu rajons
  19. ルザ地区Ludzas rajons
  20. マドゥアナ地区Madonas rajons
  21. ウアグレ地区Ogres rajons
  22. プレイユ地区Preiļu rajons
  23. レーゼクネ地区Rēzeknes rajons
  24. レーゼクネ(直轄市)(Rēzekne
  25. リガ地区Rīgas rajons
  26. リガ(直轄市)(Rīga
  27. サルドゥス地区Saldus rajons
  28. タルシ地区Talsu rajons
  29. トゥクム地区Tukuma rajons
  30. ヴァルカ地区Valkas rajons
  31. ヴァルミエラ地区Valmieras rajons
  32. ヴェンツピルス地区Ventspils rajons
  33. ヴェンツピルス(直轄市)(Ventspils

1949年以前

1924年から1945年の行政区画

ロシア帝国領時代の1918年、歴史的地方区分を元に5つの州が設置された[13]ラトビア共和国として独立後の1924年、州の下位区分として19の郡(apriņķi)が設置された。1949年の廃止時には25郡があった[14]

地方

ラトビアには2種類の地方区分が存在する。いずれも行政府は持っておらず、各種統計に用いられる。また歴史的地方区分に基づいている。

国土を6つの統計区域(statistiskie reģioni)に分割する。クルゼメ、ゼムガレ、ヴィドゼメ、ラトガレ、リガ、ピエリガ英語版で、ピエリガは歴史的地方区分だとヴィドゼメに含まれる。

国土を5つの開発区域(plānošanas reģioniに分割する。統計区域との差異はピエリガとリガが統合されている点で、それ以外は大概一致する。

歴史的地方区分

ラトビアの歴史的地方区分

脚注

注釈

  1. ^ a b c d e f g h i 2029年までに他の自治体と合併する予定。2021年12月9日の法改正によって附属書から削除され、合併後の状態に差し替えられた。
  2. ^ a b c d e 基礎自治体から独立した直轄市。

出典

  1. ^ a b c d Administratīvo teritoriju un apdzīvoto vietu likums” (2022年1月1日). 2022年4月29日閲覧。
  2. ^ ラトビア月報【2020 年 6 月】” (pdf). 在ラトビア日本国大使館 (2020年6月). 2022年4月29日閲覧。
  3. ^ Saeima akceptē teritoriālās reformas turpināšanu”. ラトビア公共放送 (2019年3月21日). 2022年4月29日閲覧。
  4. ^ Topošās valdības prioritātes: novadu reforma, eksports un jaunas vēsmas veselībā”. ラトビア公共放送 (2019年1月11日). 2022年4月29日閲覧。
  5. ^ Valdība akceptē novadu reformu – līdzšinējo 119 vietvaru vietā veidot 36”. ラトビア公共放送 (2019年9月17日). 2022年4月29日閲覧。
  6. ^ Kandava follows Varakļāni and decides to challenge the county reform in the Constitutional Court”. World Today News.com (2020年6月30日). 2022年4月29日閲覧。
  7. ^ Varakļānu novada pievienošana Rēzeknes novadam neatbilst Satversmei. Ko vērtēja tiesa”. LV portāls (2021年5月29日). 2022年4月29日閲覧。
  8. ^ Par Administratīvo teritoriju un apdzīvoto vietu likuma pielikuma "Administratīvās teritorijas, to administratīvie centri un teritoriālā iedalījuma vienības" 31.15., 31.29., 31.30., 32.1., 32.4. un 36.2. apakšpunkta atbilstību Latvijas Republikas Satversmes 1. un 101. pantam, Eiropas vietējo pašvaldību hartas 4. panta trešajai un sestajai daļai, kā arī 5. pantam” (2021年5月28日). 2022年4月29日閲覧。
  9. ^ Grozījumi Administratīvo teritoriju un apdzīvoto vietu likumā” (2021年12月9日). 2022年4月29日閲覧。
  10. ^ ラトビア 危険・スポット・広域情報”. 外務省. 2022年4月29日閲覧。
  11. ^ a b LATVIA: Administrative Division”. Citypopulation.de (2021年5月31日). 2022年4月30日閲覧。
  12. ^ Liepājas, Ventspils, Jelgavas, Daugavpils un Rēzeknes apvienošana ar kaimiņu novadiem notiks 2029.gadā”. liepajniekiem.lv (2021年12月9日). 2022年4月29日閲覧。
  13. ^ a b c d Municipalities of Latvia”. Statoids.com (2015年6月30日). 2022年4月29日閲覧。
  14. ^ a b Saldus novada vēsturiskā attīstība”. サルドゥス市. 2022年4月29日閲覧。

関連項目

外部リンク

Kembali kehalaman sebelumnya