ラムシュタイン空軍基地
ラムシュタイン空軍基地(ラムシュタインくうぐんきち、英: Ramstein Air Base)は、ドイツ南西部ラインラント=プファルツ州にあるヨーロッパ最大のアメリカ空軍基地である[1]。ヨーロッパに駐留するアメリカ空軍部隊を統轄する在欧アメリカ空軍司令部のほか、北大西洋条約機構(NATO)軍の航空部隊を統轄する連合航空軍司令部が所在している。 総説在欧アメリカ空軍(USAFE-AFAFRICA)およびNATO連合軍司令官(AIRCOM)のアメリカ空軍の本部として機能している。基地は、カイザースラウテルンの農村地区にあるラムシュタイン=ミーゼンバッハの町の近くに位置する。 ラムシュタイン空軍基地の東門は、(アメリカ人が「Kタウン」と呼んでいる)カイザースラウテルンから約16キロにある。近くのコミュニティとして、基地の西門のすぐ外にあるラムシュタイン・ミーセンバッハと、西門から約3マイル(4.8km)離れたラントシュトゥールの町がある。 ドイツの航空法により、午後10時から午前6時まで原則として飛行が制限される[2]。ラムシュタイン=ミーゼンバッハ市長に対し、いつでも基地内に立ち入れる通行証が発給されている[1]。 歴史基地の建設は、1949年から1952年にかけて、フランス陸軍とアメリカ陸軍工兵隊によって設計され、実施されたプロジェクトであった。これは国際協力の一例であった。フランスのエンジニアによって設計されたもので、わずかな西ドイツと、イタリア、ポルトガル、スペイン、ギリシャ、トルコの労働者(第二次世界大戦後の建設プロジェクトに携わるドイツ人男性はほとんどいなかった)によって建設され、アメリカ人が運営していた。 →詳細は「ラムシュタイン航空ショー墜落事故」を参照
1988年8月28日、イタリア空軍の曲芸飛行隊フレッチェ・トリコローリのアエルマッキMB-339が、同基地で開催されていた航空ショーで曲技飛行中、3機が空中衝突を起こし墜落。そのうち1機が観衆の真ん中に突っ込んで墜落し炎上、地上の観客とパイロット合わせて70名が死亡、346名が重傷を負う大惨事となる。 所在部隊
脚注・出典
外部リンク
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