ランボルギーニ・SC63
ランボルギーニ・SC63 (Lamborghini SC63) は、ランボルギーニがル・マン・デイトナ・h (LMDh)規定に基づき、FIA 世界耐久選手権(WEC)、IMSA スポーツカー選手権(IMSA)への参戦用に開発したプロトタイプ・レーシングカー。 概要2022年5月17日、ランボルギーニはLMDh規定車両にてFIA 世界耐久選手権およびIMSA スポーツカー選手権に参戦することを発表[1]。翌月、リジェをシャシーコンストラクターに選定し、2024年のレースデビューに向けて開発していくことを発表した[2]。11月には搭載されるエンジンがV8ツインターボであることも発表された[3]。 2022年11月、アイロン・リンクスがファクトリーチーム運営をすることを発表された[4]。 2023年7月13日、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの場において正式に「SC63」が発表された[5]。8月から走行テストが開始される。 車両名称のSCはSquadra Corseから、63はランボルギーニ創立年の1963年からとられた。
レース活動2024年本年よりワークス参戦を開始。参戦初年度は唯一のオペレーターとしてアイロン・リンクスが担当し、FIA 世界耐久選手権(WEC)、IMSA ウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA WTSCC)にそれぞれ1台ずつ参戦する。 開発の関係から、IMSAの開幕戦となるデイトナ24時間レースをスキップし、WECの開幕戦カタール1812kmレースでレースデビューを果たした。 2025年2025年はWECへのエントリーを見送り、IMSAのみの参戦となることを明らかにした。理由としては、同年よりWECのハイパーカークラスでは「1メーカーにつき最低2台」のエントリーが義務付けられたことに対し「ランボルギーニがこの選手権に参戦する上での戦略とは合致しない」ことを挙げた。また、IMSAへの参戦体制も変更され、前年までチーム運営を担当したアイロン・リンクスとは決別するとみられていたが[6]、12月に発表されたデイトナ24時間レースの暫定エントリーリストではアイロン・リンクスとのジョイント参戦が発表された。しかし1月に発表されたエントリーリストでは正式に参戦体制が変更され、「アウトモービリ・ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ」として参戦、レースのオペレーションはライリー・テクノロジーズが担当する。 戦績FIA 世界耐久選手権
ウェザーテック・スポーツカー選手権
ル・マン24時間レース
脚注
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