ロゼール県
ロゼール県(ロゼールけん、Lozère)は、フランス、オクシタニー地域圏の県である。 由来ロゼールの名はロゼール山地(Mont Lozère)にちなむ。フランス語では一般的にMont Lozèreは男性名詞であるが、公式使用においてはロゼール県(préfecture de la Lozère)のように、女性名詞としての使用が勝っている。これにはいくつかの理由がある。
歴史ロゼール県は、1790年3月4日に新設された83の県のうちの1つである。県は、かつてのラングドック州の旧ジェヴォーダン司教座管区にほぼ正確に対応している。 地理ロゼールはラングドック=ルシヨン地域圏で最も北の県である。中央高地の南部を占めている。 北部マルジュリド地方は花崗岩質で、深い森に覆われている。森、草原、荒地、小川が点在する広大な牧草地である。高原は巨大な花崗岩の岩だらけである。 北西部はオーブラック地方である。アヴェロン県北部とカンタル県南部にまたがり、川や湖の多い玄武岩質の高原である。 南東部のセヴェンヌ地方は、エグアル山地とロゼール山地の間に挟まれた、鎖状の片岩地帯である。ローヌ川に近接した河川のおかげで非常に丘が多い。 南西部はグラン・コース地方である。オーブラック地方よりわずかに狭いが標高が高い高原である。多数の陥没した穴や洞窟が見られる。この地方はタルヌ川渓谷によって2つに分断され、アヴェロン県の南部へ伸びている。 面積の大半が山岳地帯で占められ産業も乏しかったため歴史的に人口密度が低い過疎地帯であったが、19世紀後半以降になると更に人口減少が進んだ。2010年にはフランス下院の小選挙区再編成が実施され、ロゼール県は数少ない全県1区となった。 行政区画→「ロゼール県の郡」を参照
ロゼール県は2郡に分けられる。 人口統計
参照元:SPLAF[1]、2006年以降INSEE[2]、2007年以降INSEE[3] 観光ギャラリー
脚注出典
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