ロックマンDASH3 PROJECT
『ロックマンDASH3 PROJECT』は、カプコンが2010年9月29日に製作発表したニンテンドー3DS向けのフリーランニングRPG。 概要製作開始の発表から約4か月後、上層部からの開発承認を得るための会議が2011年2月22日[1]に行われたが、「試作期間の延長」として本承認を得られなかった[2]。 同年3月、ユーザーに開発中のタイトルの試遊会として「ニンテンドー3DS×CAPCOM プレミアム体験会」が3月29日に開催されることが発表され、本作も出展予定に含まれていた[3]が、11日に発生した東日本大震災の影響によりプレミアム体験会の開催自体が中止となる[4]。 4月には「プロローグ版を配信し、ユーザーの反応を見て本制作承認の判断する」と発表があるも[5]、翌月に配信延期が発表[6]。そして7月19日、本作の開発中止が発表され[7]、同年8月19日をもって日本国内の専用コミュニティサイト「DASH開発室」も閉鎖された(北米のコミュニティサイト "Devroom" は、ロックマンDASHシリーズの総合コミュニティサイトとして存続)。 ストーリーゲームのストーリーは、『ロックマンDASH2』のイベントの直後から続いていたとされている。 主人公のロック・ヴォルナットをヘブンから救うために、2人の新しいキャラクター、エアロとバレットが帰国者に加わる[8]。「Nintendo Power」のクリス・ホフマンは、完成したゲームが、Klicke Lafonicaとして知られる神秘的なアイテムと、『DASH2』の終わりに再起動するワールドシステムの余波に焦点を合わせた可能性があることを暗示している[9]。 ロックマンDASH3 THE プロローグ!
プロローグ版である『ロックマンDASH3 THE プロローグ! ゲームのウラ側見せちゃいます編』は、ニンテンドーeショップでダウンロード販売開始を予定していたニンテンドー3DS用ソフト。 当初はニンテンドーeショップ開始(2011年5月末頃)と同時に配信が開始される予定であったが、「製品クオリティーの向上のため」に配信が延期となり、最終的には開発中止に伴い本作も配信中止となった[7]。 DASH開発室本作は「みんなのチカラがロックのチカラに!」をスローガンに、ユーザーたちの協力のもとでゲームを完成させるという方針を掲げ、日本ではSNSサイト「ダレットビレッジ」(株式会社ダレット運営)内に「DASH開発室」、北米では CAPCOM U.S.A. 運営の "Capcom-Unity" 内に "Devroom" というコミュニティをそれぞれ設け、以下に挙げるとおり、本作に関する様々なゲームアイディアの募集や意見交換の場を企画していた。 開発中止の際、カプコンはこれらの企画で募集したアイディア、『DASH3』が初登場の人物やメカなどを他のゲームで使用することなく破棄することを発表し、また、発案者が今後自由に使用することを許可している[7]。
登場キャラクター開発記事などで発表されていた登場人物を記載。
脚注
関連項目外部リンク
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