ロバート・ウィルスン(Robert Wilson、1957年 - )は、イギリスのミステリ作家[1]。近年はポルトガル在住。父親はイギリス空軍の戦闘機パイロットで、自身はオックスフォード大学で英語の学位を取得した。
代表作は、西アフリカのベナンを主な舞台としたブルース・メドウェイ・シリーズや、スペインのセビリアを舞台としたハビエル・ファルコン・シリーズ。"The Company of Strangers" や『リスボンの小さな死』(原題:A Small Death in Lisbon )などのスパイ小説も執筆しており、後者は1999年に英国推理作家協会のゴールド・ダガー賞を受賞した。2003年にはハビエル・ファルコン・シリーズの第1作『セビーリャの冷たい目』(原題:The Blind Man of Seville )で同賞に再びノミネートされた。同シリーズ第2作"The Silent and the Damned"[注 1] で2006年にガムシュー賞のヨーロッパ・ミステリ部門を受賞した。
ハビエル・ファルコン・シリーズは、マートン・チョーカシュ主演で"Falcón" のタイトルでテレビドラマ化された。
作品リスト
- ブルース・メドウェイ (Bruce Medway) シリーズ
-
- Instruments of Darkness (1995)
- The Big Killing (1996)
- Blood Is Dirt (1997)
- A Darkening Stain (1998)
- ハビエル・ファルコン (Javier Falcón) シリーズ
-
- セビーリャの冷たい目 The Blind Man of Seville ( 2003年 / 2005年4月 早川書房 田村義進訳)
- The Silent and the Damned[注 1] (2004)
- The Hidden Assassins (2006)
- The Ignorance of Blood (2009)
- チャールズ・ボクサー (Charles Boxer) シリーズ
-
- Capital Punishment (2013)
- You Will Never Find Me (2014)
- Stealing People (2015)
- その他
-
脚注・出典
- 脚注
- ^ a b アメリカでのタイトルはThe Vanished Hands。
- 出典
- ^ Helfand, Michael (2000年10月22日). “'A Small Death In Lisbon' by Robert Wilson”. Post-Gazette. http://www.post-gazette.com/books/reviews/20001022review611.asp 2011年6月20日閲覧。
外部リンク