ロボコップ3
『ロボコップ3』(RoboCop 3)は、1993年公開のアメリカ合衆国の映画。 映画『ロボコップ2』の続編である。監督はフレッド・デッカー。 ストーリー前作で“ロボコップ2”による大失態を犯してしまったオムニ社は、業績回復に躍起になっており、新たにデトロイトで“デルタ・シティ”という都市再開発計画を進めていた。計画進行の為に邪魔になる住人はオムニ社の私設特殊部隊“Rehab(リハッブ)”(Urban Rehabilitators。都市再建警備隊)で強引に追い出し、強制収容所送りにしていた。 市民の安全と自分を製作したオムニ社への絶対忠誠プログラムとの間で板挟みになるロボコップ。そんな中、住居から追い出され教会に逃げ延びていた住民達をリハッブが強引に捕らえようとし、非番で防弾チョッキを未着用であったアン・ルイス巡査は彼らを守る為にリハッブの司令官ポール・マグダゲットの銃撃を受け殉職[2]、ロボコップもまた大きな損傷を受けるが、廃工場に逃げ延びていた住民達で構成された市民反乱軍によって助け出される。 その頃、日本企業“カネミツ・コーポレーション”に買収されたオムニ社では、会社を立て直す為の過酷なノルマ達成、なりふり構わなくなったオムニ社の数々の悪行による良心の呵責、そして理不尽な解雇処分に耐えられなくなり、自殺する社員が後を絶たない状態にあった。そして、カネミツからは、敵に回ったロボコップの対策として、最新鋭のアンドロイドである“オートモ”がデトロイトに送り込まれるのだった。 一方、市民反乱軍の知らせを受け、ロボコップの収容されているアジトに合流したマリー・ラザラス博士は、ロボコップの修理と同時に、市民反乱軍が偶然入手した強化フライトパーツの装着を試みようとする。しかし、ロボコップが単独でマグダゲットの逮捕に向かっている間に、金と引き換えでマグダゲットに寝返ったメンバーの密告によって、アジトの存在が知られてしまい、市民反乱軍は壊滅的ダメージを受けてしまう。組織のリーダーであったバーサも、その戦闘中に息絶えてしまいマリーはリハッブによって囚われの身となってしまった。 完全にデトロイトの支配者も同然となったマグダゲットは、デトロイト市警察にまで住民の強制退去に協力させようとするが、オムニ社やリハッブの暴挙に対し腹に据えかねていた警察長を始めとする警察官達は、警察官としての誇りを守る為にこれを拒否し、警察官の証であるバッジを次々と捨てて警察本部を後にする。もはや手段を選ばなくなったマグダゲットは、警察に捕まったギャング達を戦力として採用。絶望のどん底に陥る市民反乱軍は既に抵抗する気力を失っていたが、元警察官達の呼び掛けによって再起を決意。彼らと共闘して、リハッブとギャングによって構成された連合軍の襲撃に立ち向かう。 その頃 崩壊したアジトに戻っていたロボコップの前に、カネミツの命令を受けていたオートモが姿を現し、ロボコップに襲い掛かる。 ギャング連合軍の猛攻に窮地に陥った元警察官達と市民反乱軍だったが、オートモを撃退して強化フライトパーツを装着したロボコップが飛来し、腕のロケットランチャーでギャング連合軍を一掃した。 解雇され全てを失ったオムニ社CEOがロボコップに「マーフィ」と親しげに話しかけるが、ロボコップは「友達は“マーフィー”と呼ぶ。君達には“ロボコップ”だ」と言い放つのだった。 登場人物
キャスト
スタッフ
作品解説出演者の交代前2作に主演していたピーター・ウェラーは『裸のランチ』出演の為スケジュールが合わず主役交代となった。 また、同じく前2作に出演していたオムニ社のオールドマン会長役のダン・オハーリーと会長の秘書役も本作には登場しない。 脚注
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