วัดอรุณราชวราราม ราชวรมหาวิหาร
チャオプラヤー川から見たワット・アルン
チャオプラヤー川から見たワット・アルン
所在地
バンコク バーンコークヤイ区
格付け
第1級ラーチャウォーラマハーウィハーン
宗旨
マハーニカーイ
備考
ラーマ2世 御用達寺院
地図
ワット・アルンラーチャワラーラーム は、タイ王国 のバンコク にある寺院。アルンは暁の意味である。三島由紀夫 の小説『暁の寺』の舞台ともなり、チャオプラヤ川 の川沿いにたたずむ姿はバンコクを代表する風景にも数えられている。またワット・アルンは現在の10バーツ硬貨にも描かれている。一般にはワット・アルン の名でも知られる。また英語においてはTemple of Dawn と呼ばれているが、これが三島由紀夫 の暁の寺 の由来になったと考えられている。
概要
ワット・アルンラーチャワラーラームは、創建についての記録は見つかっていないが、アユタヤ朝のペートラーチャー王時代にフランスの軍人によって描かれたチャオプラヤー川流域の地図にあることから、少なくともそれ以前に建てられていたことがわかる。当時の呼び名はワット・マコーク 、その後ワット・マコークノーク 、ワット・マコークナイ と名を変えたが、1767年のアユタヤ朝滅亡後、この地を掌握したタークシン により修復され、名前をワット・ジェーン とした。そしてトンブリー王朝 の王宮寺院となった。
後のバンコク王朝(チャクリー王朝、現王朝)の創始者ラーマ1世 は、トンブリー王朝時代の1779年 にタークシン王の命を受け、ヴィエンチャン を攻略、そして、戦利品としてエメラルド仏 を持ち帰り、この寺院内に安置された。しかし、1782年 にバンコク王朝ができ、エメラルド寺院の建立に伴い、エメラルド仏はイッサラスントーン親王(後のラーマ2世 )によってエメラルド寺院・ワット・プラケーオ に迎えられた。寺院はその後、ラーマ2世により1820年 ヒンドゥー教の暁神アルーナ から現在の名称となる。以降ラーマ2世の個人的な保護を受け、ラーマ2世の菩提寺となった。
この寺院で最も特徴的なトウモロコシのような形をした大仏塔はバンコク様式で、高さは75m、台座の周囲は234m(異説あり)。中心の大塔を4つの小塔が取り囲み、須弥山 を具現化している。大塔の上方にはインドラ 神が三つの頭を持つ象アイラヴァータ (タイ語でエラワン)の上に鎮座しているのは、須弥山山頂の忉利天 を表している。塔の表面は陶器の破片で飾られ、さらに基壇の部分にはラーマキエン 物語に登場する鬼やガルーダ 、ハヌマーン が飾り付けられている。このような陶器を用いた建築の装飾は中国美術の影響によるもので、ラーマ3世 時代に多く用いられたものである。塔は19世紀、ラーマ2世のころから建設がはじまり、ラーマ3世の時に完成し、現在みられる姿となった。
ギャラリー
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座標 : 北緯13度44分38秒 東経100度29分19秒 / 北緯13.74389度 東経100.48861度 / 13.74389; 100.48861