ワルサーワルサー社、カール・ヴァルター社(独: Walther, Carl Walther GmbH Sportwaffen)はドイツの銃器メーカーである。 ドイツ語でのWaltherの発音は「ヴァルター」、英語では「ウォルサー」が近い。日本の銃器関係者には、それらが混ざった「ワルサー」という表記・読み方が定着している。 歴史1920年代頃から機械式計算機の分野にも進出し、電子計算機が登場する頃まで生産を続けていた。 1993年からはエアソフトガンを含む、玩具を主力製品とするウマレックス社の傘下に入っており、最近ではアメリカのS&W社やマグナムリサーチ社との提携なども話題となっている。 フィクションへの登場軍用自動式拳銃『P38』がモンキー・パンチ原作の漫画『ルパン三世』の主人公ルパン三世愛用の銃である(漫画版『ルパン三世Y』では『P99』も使用)。 PPK・P99をイギリスの作家イアン・フレミング原作のスパイ映画『007』シリーズの主人公ジェームズ・ボンドが使用している。 エアソフトガンとしての登場近年では日本のトイガンメーカーであるマルゼンと技術提携を行って図面の提供等をしている。 そのためマルゼン製エアソフトガンのP99及びP99コンパクトはただのトイガンではなく、ワルサー社より『ジャパニーズP99(ワルサー社の日本市場向けP99)』と認定されており、他社の追随を許さないリアルさを誇っている。 ワルサー・モデルP99ピストルは、新生ワルサー社の意欲作として1996年のショットショーでセンセーショナルに発表されました。それまでの主力ピストルであったPPKやP38とは一線を画す独創的なフォルムと当時最新鋭のメカニズムを搭載したP99の登場は、多くの銃器ファンを驚かせました[1]。 次世代ピストルに相応しく、人間工学に基づいて設計されたポリマーフレームにストライカー方式の撃発機構を採用しました。特筆すべきは、ストライカー方式にもかかわらず、DA(ダブルアクション)とSA(シングルアクション)の撃ち分けが可能な独自の「3ポジショントリガー」を開発、スライドに配置されたコッキング・インジケーターやデコッキングボタンなど、昨今のストライカー方式のピストルで標準採用されている機能を早くから搭載したことです。 銃器史に名を留める傑作モデルPPKやP38から受け継ぐ伝統と、革新的なアイデアが惜しみなく注がれたワルサーP99は、ヨーロピアン・モダンオートの代表作と言えるでしょう。 代表的な製品ハンドガンサブマシンガン・ライフル狙撃銃競技銃(エアライフル)競技銃(スモールボア・ライフル)競技銃(エアピストル)競技銃(ピストル)脚注
外部リンク
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