ワ (ガーナ)

ワ（英語：Wa）はガーナ北西部の上西州の州都。 2012年の人口は約10.2万人。モスクやワ・ナ宮殿、博物館、河馬保護区が有名である。

地理

カレオ近郊のオンボ山（残丘）が有名である。

サハラ交易の拠点として栄えた。

19世紀、ババツが上西州を襲撃した。

ワはサヘル南部に位置する。年間平均降水量は879mmで、その殆どが5～10月に降る。雨季が終わると「ハルマッタン」と呼ばれる乾季が訪れる。常に埃っぽく、サハラ砂漠からの北風が吹き寄せる。 2～3月が最も暑く、日中の気温は40℃に達する事も有る。

ワは農業が中心で、人口の大部分が小規模農業に従事している。玉蜀黍、雑穀、ヤム、オクラ、バンバラマメ、陸稲、マンゴーが中心である。野生の木から取れるシアーバターノキの実は、食用の他に油や化粧品にも使われる。

発展研究大学（英語版）のキャンパスが有る。

ダンバ祭はワの伝統的な祭りである。毎年9月末に収穫に感謝して行う。地面に横たわった牛をワ・ナが跨ぐのが見せ場である。この時にワ・ナの体や服の一部でも牛に触れると、ワ・ナは一年以内に死ぬと信じられている。逆に跨ぐのに成功すると、翌年の成功が保障されると信じられている。