一宮川(いちのみやがわ)は、千葉県の九十九里平野南部を流れる二級河川である。流域は夷隅郡大多喜町、長生郡長柄町、長南町、茂原市、長生村、睦沢町、一宮町の1市6町村にまたがる。
地理
千葉県長生郡長南町深沢の山間部の房総丘陵に源を発し、長生村一松の九十九里浜で太平洋に注ぐ。流域は古くから上総国の社会・経済・文化の中心となってきたところであり、その中で重要な役割を担ってきた川である。
支流
- 水上川(みずかみがわ)
- 三途川(さんずがわ)
- 豊田川(とよだがわ)
- 阿久川(あくがわ)
- 鶴枝川(つるえがわ)
- 佐坪川(さつぼがわ)
- 小生田川(おぶたがわ)
- 長楽寺川(ちょうらくじがわ)
- 埴生川(はぶがわ)
- 瑞沢川(みずさわがわ)
治水
河床勾配が緩やかとなる地形であることから、流域ではしばしば洪水が発生した[1]。1989年8月の台風12号、1996年9月の台風17号、2013年10月16日に最接近した平成25年台風第26号では甚大な被害がもたらされた[1]。2015年6月3日、千葉県による『二級河川一宮川水系河川整備基本方針』が策定された[1]。2019年10月25日、豪雨により氾濫が発生した[2]。
脚注
注釈
出典
関連項目
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外部リンク