三國志Online
『三國志 Online』は、コーエーテクモゲームスが同社のシミュレーションゲーム『三國志』シリーズの設定の一部をベースに開発・運営していたMMORPGである。『三On』とも[1]。シリーズ初の12歳以上対象作品[2]。2010年7月19日をもってサービスを終了した。 Windows用としてコーエーより『信長の野望Internet』『三國志Internet』『アプサラス』『三國志Battlefield』『信長の野望Online』『大航海時代Online』『真・三國無双Online(旧:真・三國無双BB)』に続き、8番目に開発されたオンラインゲーム。 概要後漢末期から三国時代までの中国大陸を舞台としたMMORPG。プレイヤーは司馬徽が村長を務める荊州の「水鏡村」から旅立つ一人の若者となり、各々の生き方で魏・呉・蜀の三国が鎬を削る世界に身を投じる。最大で500人対500人の、千人規模のRvRが実現可能な『合戦』が売りとなっていた[3]。 所属サーバーの選択プレイヤーはサーバーを選択してプレイするが、サーバーによって内容に違いはなかった。 ゲームシステム
キャラクターメイク1つのアカウントで3人までのキャラクター作成が可能。プレイヤーは初期衣装、顔の形と特徴、髪形、体型、声の種類と高さ、性別を選択できる。またキャラクターの名前は「姓」と「名」から構成され、2人目と3人目の名前をつける際、それらの姓は一族名として1人目の姓に統一される。各勢力に仕官する場合は一族全てが同一勢力に所属する事になる(一族システム)。 レベルレベルには戦闘レベル、生産レベル、採集レベルの3種類あり、一番高いものが総合レベルとして表示される。また、これら3種類のレベルも下記のような系統に枝分かれしており、一番高いものがそれぞれのレベルとなる。戦闘に勝利する・スキル(技能)の使用などで経験値を得ることによりレベルアップする。 武器一人のキャラクターが武器を持ち替える事によって、簡単に職業を変化させられる。それぞれの戦闘レベルで、装備できる武器のレベルが決まる。
防具と装飾防具には、布装備、革装備、金属装備の3種類あり、総合レベルで装備できる防具レベルが決まる。また練丹具や妖術具は布装備しか着用できないなど、持つ武器によって付けられる防具も変化する。 また、装備することで様々なボーナスが付く、帯やアクセサリーなどの装飾も存在する。これらも防具同様、レベルが存在する。 仕官(所属勢力)以下の3つの勢力に分かれているが、仕官せずにプレイすることも可能。 部曲特定の国に所属し、同じ武将の下に集まった仲間たち。名前の下に部曲名が表示される。 客将特定の条件で部曲を訪れ、手助けをしてくれる武将。 部曲戦国の垣根を越えて部曲同士で模擬合戦が行なえる。勝敗は一定時間が過ぎた時の得点の多い方か、先に規定ポイント獲得したら勝ちになる。また過去の戦績も部曲戦履歴として見ることが出来る。 軍略敵将討伐などのミッションを受け、様々なシナリオのクリアを目指す。報酬に賞金や経験がもらえる。 合戦互いの城を攻め、先に敵の城門を破壊するか、制限時間内に相手よりも高い得点を取ることで勝利する。戦場では、複数のプレイヤーで様々な効果を発揮する陣形を組んだり、木材や石材の採取を行い兵器や施設を建造することができる。 生産システム様々な生産技能が修得できる。ただし一度に修得できるのは一種類のみ。封印することにより別の生産も出来るようになり、また一定の金額を支払うことで封印を解くことも出来る。
採集システム様々な採集技能を修得できる。ただし一度に修得できるのは一種類のみ。封印することにより別の採集も出来るようになり、また一定の金額を支払うことで封印を解くことも出来る。
拡張パック・大規模な仕様追加/変更涼州実装2008年8月28日に新フィールドとして涼州地域が実装された。この地は砂漠で今までのフィールドとは外観が変貌している。またレベルの上限も50まで拡張され、それに伴い新技能や新装備も追加された。技能が増えるため生産技能が別枠になり、戦闘系・採集系の技能のみで合わせて100個まで覚えられるようになった。 しかし、これ以降、大規模といえる仕様追加やアップデートはなかった。 三國志 Onlineの主な歴史
脚注
外部リンク
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