伊達 村望(だて むらもち)は、江戸時代中期の陸奥仙台藩士。仙台藩一門第六席・岩谷堂伊達家5代当主。
生涯
元禄10年(1697年)、一門前沢三沢家初代当主・三沢宗直の次男として生まれる。岩谷堂伊達家4代当主・伊達村隆の養子となる。
宝永7年(1710年)5月、5代藩主・伊達吉村の加冠で元服、偏諱を受け村望と名乗る。
寛保元年(1741年)5月に長男の村香が早世し、8月に次男の村壽を継嗣とする。延享2年(1745年)、村壽が村望の甥の亀田藩5代藩主・岩城隆韶の末期養子となって家督を相続したため、三男の登(村富)を継嗣とする。
宝暦年間、医師で儒学者の河島潤安を招いて賓師の礼を取った。潤安の門下からは、志村五城、東嶼兄弟など、多数の人材を輩出することとなる。
明和2年(1765年)3月4日、死去。享年69。家督は村富が相続した。
参考文献