全国ジュニア・ラグビーフットボール大会全国ジュニア・ラグビーフットボール大会(ぜんこく―たいかい)は、日本ラグビーフットボール協会主催のジュニア・ラグビー(中学生による12人制ラグビー)大会である。U15中学生世代の選手を育成することを目的とするほか、中学生ラグビーに携わる指導者の質の向上を図る。9月開催の全国中学生ラグビーフットボール大会(単独チーム単位で対戦)と並ぶ、中学生競技者の全国大会である。 概要地域ラグビー協会からの推薦選抜選手が地域単位でチームを組み、対戦する。毎年12月下旬に江東区夢の島競技場・江戸川区陸上競技場をメインに開催される。 男子は、チームの強さによって、上位となる第1ブロックと、第2ブロックとに分けて優勝チームを決める。2020年以降の感染症対策で日程に余裕を持たせ、前期と後期のグループ(A・Bグループ)に分けて各優勝チームを決めるようにもなった。 第30回大会(2024年12月開催)では、女子7人制も実施。男子第1ブロックは、グループ分けをせずに行う。 歴史1995年(平成7年)に中学生が行うジュニアラグビーが15人制から12人制に移行し[1]、1995年12月25日・27日に「全国ジュニア・ラグビー交流競技大会」として第1回を秩父宮ラグビー場で開催。3つの地域協会(関東協会・関西協会・九州協会)から推薦された中学校部活選手による地域選抜4チームと、ラグビースクール選手による地域選抜4チームが参加した[2]。 第2回は、1996年12月に秩父宮ラグビー場で開催[3]。 第3回は、1998年3月に東大阪市花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で開催された[4]。中学校選抜選手6チーム、ラグビースクール選抜選手6チームが参加[3]。 第4回は、1998年7月に菅平高原(長野県)で開催。中学校選抜選手9チーム、ラグビースクール選抜選手9チームが参加した[3]。 第5回(2000年1月)からは、東大阪市花園ラグビー場で開催。参加チーム数は第4回と同じ[3][5][6]。 第10回(2005年1月)から、現在の「全国ジュニア・ラグビーフットボール大会」に改称され、前回までのリーグ戦から、8チームずつ2ブロックでのトーナメント戦に変更となり、実力差によるミスマッチが減った[7][8]。第1ブロックは強豪チームで構成し、第2ブロックはそれ以外となる。 第22回(2016年12月)まで、東大阪市花園ラグビー場(大阪府東大阪市)をメイン会場として開催し[9]。全国高等学校ラグビーフットボール大会の休養日を利用していた。 第23回(2017年12月)から、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫県須磨区)で開催[10][11]。地域別の女子選抜選手4チームによるトーナメントを新設した[10]。 第25回(2019年12月)から、江東区夢の島競技場(東京都江東区)、江戸川区陸上競技場(東京都江戸川区)をメインに使用して開催されている[12][13]。 第26回(2020年12月開催予定)は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため中止された[14]。 第27回(2021年12月)は無観客で開催され、選手保護者およびチーム関係者については、感染対策のうえ、観戦人数の制限を行った。対戦日程を前期と後期に分けて、トーナメント規模を縮小し、それぞれのグループで優勝を競うようにした。またYouTubeを使った試合配信を、この回から始めるようになった[15]。 第28回(2022年12月)は、各会場300名までの観覧者数制限を実施し、一般観覧の事前申し込み制を行った[16]。 第29回(2023年12月)で、4年ぶりの通常観覧体制での開催[17][18]。 第30回(2024年12月)は、3日間の日程で4つのブロックに分ける。第1ブロック(男子)8チームのトーナメントに戻して3日間で行う。第2ブロック(男子)は引き続き 前期・後期に分けた4チームずつのトーナメントを2日間で行い、第3ブロック(女子)4チームのトーナメントも同じく2日間で行う。さらに第30回記念大会ブロックとして、女子7人制4チームのトーナメントを2日間で行う[19]。 大会方式(2024年12月開催・第30回)[20]
優勝チーム
試合配信
注
関連項目外部リンク
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