南富山駅
南富山駅(みなみとやまえき)は、富山県富山市大町にある富山地方鉄道の駅。隣接して富山軌道線の車庫である南富山車両区や、富山地鉄の運転研修センターなどが設置されている。 本項では富山軌道線の駅である南富山駅前停留場についても記述する。駅番号は南富山駅はT61、南富山駅前電停はC01である。 利用可能な鉄道路線歴史
駅構造駅員配置駅(終日)で、駅舎1階の一部と2階に南富山運転区、3階に運転研修センターが入居している[25]。また、屋上には踏切警報機が設置されている[3][25][26]。 不二越線・上滝線は、島式ホーム1面2線[27][28]の地上駅。不二越線の終着駅・上滝線の起点駅(境界駅)であるが[1]、両線で全列車が相互直通運転を行っている[3]。 富山軌道線は、相対式ホーム2面2線の地上駅で、乗車専用ホーム部分は単線[29]。乗車ホーム手前の複線部分に単車3両分が停車可能な降車専用ホームを設けている[3][29]。 乗車専用ホーム終端から南富山車両区までさらに線路が続いている。この線路は駅舎と不二越線・上滝線ホームの間の利用者用通路を横切っており[3]、ここの構内踏切は通路側だけでなく線路側にも遮断機が設けられた珍しい構造になっている[25]。 のりば
南富山車両区富山軌道線の車両が所属し、日常検査を行う。1967年(昭和42年)に千歳町車庫が現在地近くに移転して開設されたもので、移転・開設当初は堀川車庫と称した。その後、1980年代に入り、富山市の都市計画に支障するため1985年(昭和60年)3月に現在の場所に新築移転したものである[30]。1985年の移転以前は工場機能も有していたが、この移転時に規模が縮小されて検車専門となり、工場機能は鉄道線の稲荷町車両基地に統合された[30]。 なお、富山地方鉄道発足当時、富山軌道線の車庫は現在の地鉄ビル前停留場の近くにあり、桜町車庫と称していた。この車庫が1951年(昭和26年)に移転して千歳町車庫となった。さらに1967年(昭和42年)に再度移転して堀川車庫となり、1985年(昭和60年)には南富山車両区となった。現在の正式名称は「稲荷町テクニカルセンター南富山車庫」である。 利用状況「富山県統計年鑑」[31]および「富山市統計書」[32]によると、2019年度の1日平均乗車人員は618人である。 近年の1日平均乗降人員と乗車人員推移は以下の通りである。
駅周辺隣の駅脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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