吉田川 (郡上市)
吉田川(よしだがわ)は、木曽川水系の一級河川。岐阜県郡上市を流れる。長良川・揖斐川を経て伊勢湾に至る木曽川の3次支川[1][2]。 流路
岐阜県郡上市明宝と高山市荘川町の境である、烏帽子岳ないし山中峠(めいほうスキー場)付近に源を発し、郡上市八幡町有坂で長良川に合流する。この川の由来は、現在の郡上市八幡町初納吉田の小洞山に城を築いて住んだという、吉田太丸左衛門の名前を伝えたものという。[3] 国道472号は吉田川との並行区間が多く、坂本大橋・大村橋・三原橋・長尾橋・明方橋・明宝大橋・神谷橋・八幡大橋などが架かる。国道472号は別名「せせらぎ街道」と呼ばれ、紅葉の名所である。 支流には気良川、寒水川、犬啼谷、赤谷川、乙姫川(名広川)、小駄良川などがある。
文化鯉のぼりの寒ざらし大寒の前後、郡上本染で染められた鯉のぼりを、吉田川宮ヶ橋の上流で冷たい川の水に晒す(寒ざらし)。冬の風物詩である。 吉田川の飛び込み吉田川の飛び込み(ジャンプ)は、吉田川にかかる新橋(郡上市八幡町島谷)の欄干から飛び込む、夏の風物である。1996年(平成8年)6月、吉田川の川遊びとして、環境庁(現環境省)により、残したい日本の音風景100選に選ばれた。 元々は、地元の小中学校、高校生が吉田川で川遊びをする際、近くの岩場から川への飛び込みをしたのが始まりというが、いつの頃からは不明である。その中から、度胸試しで新橋の欄干(川面より高さ約12m)から吉田川へ飛び込むようになった。新橋からの飛び込みは地元の子供たちにとって栄誉なことであり、下級生には憧れの的である。子供たちにはルールがあり、初めて飛び込む子供には、必ず上級生が付き添い、危険のないようにしているという。やがて、地元の子供のみならず、地元以外の人も飛び込むようになり、全国的に有名なものとなった。
ギャラリー
脚注
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