名古屋市中川区パチンコ製造機器社長殺害事件

名古屋市中川区パチンコ製造機器社長殺害事件（なごやしなかがわくパチンコせいぞうききしゃちょうさつがいじけん）は、2018年 10月25日に愛知県名古屋市中川区に本社を置くパチンコメーカー高尾の社長の内ヶ島正規が何者かに殺害された事件。

未だ犯人の逮捕に至っていない未解決事件である。

社名から取った「高尾社長殺害事件」（たかおしゃちょうさつがいじけん）と呼ばれることもある。

経緯

被害者の内ヶ島（以下：社長）は10月24日夜に会社で仕事を終えた後、25日未明までの間に車庫付近で殺害されたとみられている^[1]。車庫と社屋に向かう通路には数メートルにわたり、大量の血痕が残されていた^[1]^[2]。

発見時、社長はスーツ姿であった^[2]。首や腹には複数の刺し傷があり、死因は首を切られたことによる出血死であった^[3]。抵抗した痕もあった^[2]。

また、事件の前年にはフィリピン旅行中のマニラ市内でバイクに乗った強盗に銃撃され、同行していた日本人男性が死亡するという事件が起きている^[4]^[5]。フィリピン警察はこの事件と名古屋の事件との関連性についても捜査している^[6]。

周囲の防犯カメラには、会社のフェンスを乗り越え敷地内を歩き回る不審な人物が映っていた。不審な人物はタバコを持ち、ナップサックを背負い、ヘッドホンを身につけていた。

東京未来大学の出口保行教授は誰かに「依頼されて、今回の事件に及んでいる、ヒットマン系の殺人であるということが考えられる」と意見を述べている^[3]。

10月30日に葬儀が営まれた^[1]。

^ ^a ^b ^c “特集 | パチンコ台性能、相次ぐ退職…社長殺害のパチンコ機器メーカー元従業員が明かす数々のトラブル | 東海テレビ”. tokai-tv.com (2018年10月30日). 2021年10月12日閲覧。
^ ^a ^b ^c “パチンコメーカー「高尾」社長が死亡殺人事件と断定：朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年10月12日閲覧。
^ ^a ^b “専門家は「ヒットマン系の殺人」と指摘パチンコ機器メーカー社長殺害から１年新映像公開で犯人像に迫る”. 中京テレビNEWS (2019年10月25日). 2021年10月12日閲覧。
^ ライブドアニュース (2018年10月29日). “パチンコメーカー高尾の社長殺害事件マニラ旅行でも銃撃された過去”. ライブドアニュース. 2023年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月12日閲覧。
^ 日本経済新聞 (2017年4月21日). “マニラで邦人撃たれ死亡　バイクの2人組逃走”. 日本経済新聞. 2017年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月6日閲覧。
^ 日刊まにら新聞 (2018年10月26日). “昨年４月の水野さん殺害事件発生時に同行の内ヶ島さんが名古屋で殺害。比当局が関連性捜査へ”. 日刊まにら新聞. 2018年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月6日閲覧。