地球防衛軍シリーズ
地球防衛軍シリーズは、 ディースリー・パブリッシャーから発売された3Dアクションシューティングを中心に様々なジャンルからなる一連の作品群。ナンバリングタイトルの開発はサンドロットが担当し、その他のスピンオフ作品やアプリゲームの開発は別会社が担当する。バカゲーとして紹介されることもある[1]。 概要プレイヤーは地球防衛軍(EDF)の兵士となり、宇宙からの侵略者に対する戦いに身を投じる。敵となる異星体は一様に巨大かつ大群で、昆虫に酷似した巨大生物や巨大怪獣、巨大ロボット兵器などが登場する。プレイヤーが選択できる武器の種類は豊富で『THE 地球防衛軍』の時点で100種類を超え、『地球防衛軍5』では1000種類を超える。 当初は廉価ソフトシリーズのSIMPLEシリーズ作品として発売され、タイトルも他のSIMPLEシリーズ同様に「THE」を付けた『THE 地球防衛軍』とされていたが、『地球防衛軍3』からは独立したフルプライス作品となり、タイトルから「THE」が取り払われた。また、シリーズ初期はサンドロットの処女作『ギガンティック ドライブ』のゲームエンジンを流用して開発されており、SIMPLEシリーズ時代の低価格を実現していた。 ナンバリングタイトルでは2作品ごとに世界観を一新している。『THE 地球防衛軍』と『THE 地球防衛軍2』でストーリーは完結し、『地球防衛軍3』では新たな世界観を舞台にストーリーが始まり、次作の『地球防衛軍4』で完結している[1]。『地球防衛軍5』でも新たな世界観で始まり、『地球防衛軍6』も同じ世界観でストーリーが続いている。 『1』では選択できる兵科はアサルトライフルやロケットランチャーなどの兵器を用いる「陸戦兵」のみであったが、続編の『2』からレーザー兵器やプラズマ兵器などを扱う女性飛行兵士の「ペイルウイング」が開発され追加された。新シリーズの『3』では陸戦兵のみになったが、外伝作品の『EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON』では4種類のアーマーからプレイスタイルを選ぶ方式となり、『地球防衛軍3 PORTABLE』ではペイルウイングが復活を果たした。続編の『4』は陸戦兵の特徴を引き継ぐ「レンジャー」とペイルウイングの特徴を引き継ぐ「ウイングダイバー」に加え、味方に空爆やビークルの投下を要請して戦う「エアレイダー」と、強化外骨格を身にまとい両手に武器を持って戦う「フェンサー」が追加され、4兵科体制となった。『5』『6』は最初から4兵科体制である。 世界観が異なる外伝作品も数多く制作されており、舞台をアメリカのニューデトロイトにした『EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON』や、異星体の攻撃で文明が後退した世界での戦いを描く『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』が発売されている。また、THE 地球防衛軍2の世界観を土台にしたウォーシミュレーションの『THE 地球防衛軍タクティクス』、『地球防衛軍4.1』のスピンアウト作品として制作された縦スクロールシューティングの『地球防衛軍4.1 ウイングダイバー・ザ・シューター』といったゲームジャンルが異なる作品も展開されている。その他に地球防衛軍シリーズに登場する兵科や敵が一堂に会する異世界オールスター作品の『デジボク地球防衛軍』が制作されている。 ナンバリングタイトルは様々なプラットフォームに移植されているが、移植はクラインコンピュータエンタテインメントが担っている[2]。 シリーズ作品発売日・配信開始日は日本国内のものを記述。
小説
2018年2月17日にポニーキャニオンより発刊。著者は真米栄吉。 記念企画2023年6月26日、EDFシリーズ20周年を記念してスペシャルサイトと特別トレーラーを公開した[3]。9月23日および24日の東京ゲームショウ2023では記念グッズが先行販売され、同年11月9日にはD3P WEB SHOPにて販売が開始された。Tシャツや大判フェイスタオル、タンブラー、クリアファイル、GR(グリムリーパー)トートバッグ、エンブレムハンドタオル、ステッカーが品目であり、12月上旬からはアクリルグッズランダム封入セットが加わった。11月30日にはナンバリングタイトルの楽曲、およびオリジナルブックレットを収録した「地球防衛軍 サウンドトラックコレクション 2003-2023」がD3P WEB SHOPとエビテン(ebiten)にて発売された[4]。 その他2008年頃、Nokia端末のSNAP Mobileにて海外向けに「EARTH DEFENSE FORCE」が開発された。実際に配信されたかは不明である。Series 60をベースに開発され、サンドロットの監修を受けている[5]。 脚注注釈出典
外部リンク
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