多田千尋多田 千尋(ただ ちひろ、男性、1961年5月6日[1] - )は、世代間交流、アクティビティケア、福祉文化、玩具・児童文化研究家。認定NPO法人芸術と遊び創造協会理事長、東京おもちゃ美術館館長、株式会社APTY代表取締役。 東京都生まれ。父は多田信作。明治大学付属中野高校を経て、明治大学法学部を卒業後、ロシア・プーシキン大学に学ぶ。科学アカデミー就学前教育研究所、国立玩具博物館研究生として幼児教育・児童文化・おもちゃなどを研究。TBSラジオ「全国こども電話相談室」回答者。乳幼児教育・子ども文化、高齢者福祉・世代間交流についても研究・実践している。 現在は、認定NPO法人芸術と遊び創造協会理事長、東京おもちゃ美術館館長、高齢者アクティビティ開発センター代表。乳幼児から高齢者までの遊び・芸術によるアクティビティケア及び世代間交流の実践・研究に取り組む。 日本で唯一のおもちゃ総合専門資格「おもちゃコンサルタント」を全国に6000人養成。その人的資源を活用して全国270カ所の赤ちゃんサロン「おもちゃの広場」を推進。さらに、子ども病院、被災地支援にも移動おもちゃ美術館を巡回する。 平成22年より林野庁の補助事業を受託し、2013年から長門市をはじめ、全国40市町村、20企業をウッドスタート宣言させ「木育」を全国的な国民運動に押し上げる。2013年より毎年「木育サミット」を開催し全国の注目を集める。また、東京都との共催で、「森の恵みの保育環境セミナー」を開催し、幼稚園・保育園に対し、ウッドスタート宣言園を呼びかける。さらに「保育ナチュラリスト養成講座」「木育インストラクター養成講座」なども通して、幼児教育、保育の現場において乳幼児の木育を提唱する。 また、2008年春、東京・新宿の廃校の小学校に開設した『東京おもちゃ美術館』の経営が評価され、経済専門誌『週刊ダイヤモンド』で「日本の社会起業家30人」の一人に選出される。また、寄付社会の構築で評価され、「2014クラウドファンディング」「2015ファンドレイジング」のそれぞれで大賞を受賞する。さらに、2018年2月ウッドスタート宣言の仕組みが評価され、文部科学大臣賞を受賞 2014年、沖縄県国頭村に「やんばる森のおもちゃ美術館」、2018年4月、山口県長門市に「長門おもちゃ美術館」の姉妹館を創設。7月には秋田県由利本荘市に「鳥海山木のおもちゃ美術館」に続き、「花巻おもちゃ美術館」「岐阜木のおもちゃ美術館」も予定されている。 専門は児童文化論と高齢者福祉文化論、アクティビティケア論、早稲田大学では「福祉文化論」、お茶の水女子大学では「コミュニティ保育資源の活用」、明治大学では「NPOの経営学」などの教鞭をとる。 その他として、青年海外協力隊広尾訓練校講師を10年務めたことからJICAより感謝状を受ける。また、文部科学省中学校家庭科学習指導要領策定委員、TBSラジオ「全国こども電話相談室」回答者、文化庁芸術選奨平成15・16・17年度推薦審査委員、国際長寿センター「子どもと高齢者の統合ケア研究部会」研究委員、「環境福祉研究部会」研究委員、長寿社会文化協会「在宅子育て支援活動を通した高齢者の生きがいづくモデル事業」研究委員などを歴任。 著書
共著・編著
脚注
参考 |