2017年10月に撮影された、北米からアジアに向けての大気の川
大気の川 (たいきのかわ、英語 : Atmospheric River 、AR)は、細長い水蒸気帯である[ 1] 。大気の川の内部では空気中の水蒸気 輸送が強化されており、温帯低気圧 とその前線 を含んでいる[ 2] [ 3] [ 4] 。大気の川は様々な呼称があり、熱帯の柱 (ねったいのはしら、tropical plume)・トロピカルコネクション (tropical connection)・湿気の柱 (しっきのはしら、moisture plume)・水蒸気サージ (すいじょうきサージ、water vapor surge)・雲の帯 (くものおび、cloud band)などと呼称されている[ 5] [ 6] 。
一例としてはパイナップルエクスプレス と呼ばれている現象が挙げられる。これはハワイ 周辺の水蒸気を含んだ流れが、北アメリカ大陸 に属するカリフォルニア ・ブリティッシュ・コロンビア ・アラスカ 南東部の緯度 まで達することから名付けられており、これらの地域に豪雨 をもたらす[ 7] [ 8] 。
定義
Kamae et al. (2017) は
I
V
T
{\displaystyle IVT}
(Integrated Water Vapor Transport)を、
g
{\displaystyle {g}}
を重力加速度 、
p
{\displaystyle {p}}
を比湿 、
u
{\displaystyle {u}}
と
v
{\displaystyle {v}}
をそれぞれ水平風の東西・南北方向の成分とした上で、以下のように定義した。
I
V
T
=
(
1
g
∫ ∫ -->
1000
300
q
u
d
p
)
2
+
(
1
g
∫ ∫ -->
1000
300
q
v
d
p
)
2
{\displaystyle IVT={\sqrt {({\frac {1}{g}}\int \limits _{1000}^{300}{qu}{dp})^{2}+({\frac {1}{g}}\int \limits _{1000}^{300}{qv}{dp})^{2}}}}
この上で
IVTが平年値 と140以上の偏差がある。
780000平方キロメートルを超える面積
1500キロメートルを超える長さ
短辺と長辺の比が1.325を超える
ものを「大気の川」としている[ 9] 。
2019年 にen:Geophysical Research Letters 誌上で掲載された論文では、大気の川を「よく熱帯の海上に端を発する、長く蛇行する水蒸気の柱」と定義している[ 10] 。
分類
大気の川のカテゴリ[ 11]
Cat
Strength
Impact
Max. IVT[ 注釈 1]
1
Weak
Primarily beneficial
≥250–500
2
Moderate
Mostly beneficial, also hazardous
≥500–750
3
Strong
Balance of beneficial and hazardous
≥750–1000
4
Extreme
Mostly hazardous, also beneficial
≥1000–1250
5
Exceptional
Primarily hazardous
≥1250
スクリップス海洋研究所 のCenter for Western Weather and Water Extremes(CW3E)は、2019年 2月に「弱い(Weak)」から「破格(Exceptional)」、「有益(beneficial)」から「災害的(hazardous)」までの5段階で大気の川を分類する方法を発表した。これはCW3Eの長であるF. Martin Ralphと、アメリカ国立気象局 のJonathan Rutzなどによって作成されたものである[ 12] 。この分類は水蒸気の輸送量と大気の川の継続時間双方を考慮したものである。垂直方向の3時間平均水蒸気輸送量で初めにランクを決め、次に継続時間が24時間未満ならランクを1下げ、48時間以上ならばランクを1上げるようにされている[ 11] 。
歴史
2015年12月5日に観測された強い大気の川の層状降水量
「大気の川(Atmospheric River)」という用語は、1990年代前半にマサチューセッツ工科大学 の研究者であったReginald NewellとYong Zhuによって水蒸気の帯の狭さを表現する言葉として作られた[ 2] [ 4] 。大気の川は長さ数千キロメートル、幅数百キロメートルに及ぶこともあり、1つの大気の川が輸送する水蒸気量はアマゾン川 を超えることもありうることが明らかとなった[ 3] 。大気の川は通常半球につき3から5個存在しており、これの強さは過去1世紀と比較してわずかに強くなっていることも明らかとなった[ 13] 。
データモデリング の進歩に伴って、特定の気柱内のみの水蒸気量を考えるIWV(Integrated water vapor)のみならず、時間的な移動を捉えることが可能なIVT(Integrated Water Vapor Transport)が大気の川の解析に対して用いられるようになった[ 14] 。
2011年 のアメリカ地球物理学連合 が発行するEoS誌 (英語版 ) の記事によれば、1998年 までにSSM/I (英語版 ) などを用いた、極軌道 を周回する気象衛星 によるリモートセンシング が充実したことによって大気の川の概念が注目されるようになった[ 15] 。
影響
大気の川は地球上の水循環 に大きな影響を及ぼしている。緯度方向での水蒸気輸送量では10%以下であるが、経度方向での水蒸気輸送量の90%を大気の川が担っている[ 3] 。また、地球上で発生する水蒸気の拡散の内、22%が大気の川によるものであるとされている[ 16] 。
北アメリカ大陸の西海岸[ 17] [ 18] 、西ヨーロッパ[ 19] 、北アフリカ[ 4] 、イベリア半島 、イラン [ 20] 、ニュージーランド [ 16] などといった、中緯度帯の西岸において洪水を引き起こす異常な降水の原因として大気の川の存在が挙げられている[ 21] 。反対に大気の川が存在しないことによることで、南アフリカ やスペイン 、ポルトガル などで旱魃 が発生していると考えられている[ 16] 。
アメリカ合衆国
GOES 11衛星による2010年12月北アメリカブリザード (英語版 ) 時に発生した大気の川の衛星画像。
西海岸に所在するカリフォルニア州 では降雨量が一定しない。この原因の一つとして考えられることが暴風雨の規模や回数が一定しないことであり、それがために水収支が一定しない。このためカリフォルニア州は水管理と暴風雨の予測に対する研究の重要なケースとなっている[ 7] 。大気の川はカリフォルニア州の年間総雨量のうち、30%から50%に関与していることが2013年の研究で明らかとなっている[ 22] 。2018年 11月23日 に発表された合衆国地球変動研究プログラム (英語版 ) (USGCRP)の第4次国家気候評価 (英語版 ) 報告書では、米国西部沿岸における降雨と積雪の30〜40%を「着陸する大気の川(landfalling atmospheric rivers)」が占めている」としている[ 23] 。この「着陸する大気の川」はカリフォルニア州のみならず、合衆国西部の州における深刻な洪水との関連性が指摘されている[ 8] [ 21] 。13の連邦機関が関係するUSGCRPはその提言の中において、「地球温暖化 に伴う蒸発量の増加と大気中の水蒸気量の増加によって、西海岸へ上陸する大気の川の頻度と深刻さが増す可能性が高い」とした[ 8] [ 23] [ 24] [ 25] 。
NOAA のPaul J. Neimanが率いる調査チームは「北米地域再分析(NARR)」と呼ばれる分析を行い、1998年 から2009年 までの11年間においてワシントン州 西部での年間ピーク日流量(APDF)のほぼ全てで大気の川が見られたと、2011年 に結論付けた[ 26] 。
2019年 5月14日 付けのサンノゼ に本拠を置く新聞であるThe Mercury Newsは、大気の川を「空に浮かぶ巨大な水のベルトコンベア 」と表現し、カリフォルニアの降水量の半分を占めるパイナップルエクスプレス の主要な原因であると紹介した[ 27] 。カリフォルニア大学サンディエゴ校 のCenter for Western Weather and Water Extremeの長であり長年大気の川の研究を行ってきたMarty Ralphは、大気の川は冬によく発生すると述べている。彼は2018年 10月から2019年 の春にかけて47本の大気の川が発生したとしており、そのうち12本がStrongもしくはExtremeに分類されているとした。また2019年 5月にはWeakやModerateと分類される弱い大気の川が発生し山火事 の抑制に寄与したが、Ralphは「気候が変化している」という理解から、「その変化がどのように働くのか」という理解への変化が起きていることを指摘している[ 28] 。
カナダ
ブリティッシュコロンビア州 に位置するフレーザー川 の盆地は「雪に占められた流域(now-dominated watershed)」と呼ばれており、冬の間は大気の川を原因とする大量の降水が発生する。大気の川の増大に伴って、21世紀後半においては洪水の増加が予測されている[ 10] 。
2021年11月北アメリカ太平洋岸北西部水害 で発生した大規模な洪水には大気の川の影響が見られたとされている。この洪水は100年前の平均値の10倍であったこともまた示されている[ 29] 。
イラン
中東地域で発生している洪水について、大気の川の影響は明確になってはいない。しかし2019年 に発生した2019年イラン洪水 (英語版 ) においては大気の川の影響があることが示唆されている[ 20] 。
オーストラリア
ひまわり8号 によって観測されたオーストラリア森林火災 (2019年-2020年) の期間中に発生した「雲の帯」。
オーストラリア北西雲帯 (英語版 ) はインド洋 を起源とする大気の川の影響を受けることによって、オーストラリア の北西部から南東部にかけて大雨をもたらすことがある。東部インド洋の水温が西部インド洋と比較して低い時、すなわち負のダイポールモード現象 が発生している際にこのような大気の川が発生しやすいとされている[ 30] [ 31] 。またこれとは別に大気の川はオーストラリアの南や東において発生することがあり、暖かい季節によく発生するとされている[ 14] 。
ヨーロッパ
1979年 から2011年 の間に記録された日降水量の最高記録の10件のうち8件は、イギリス 、フランス 、ノルウェー で発生した大気の川に関連しているとする分析が存在する[ 32] 。
日本
大気の川の存在は線状降水帯 の発生と関連があると考えられている。平成30年7月豪雨 では直前に台風7号 が通過し、後続の8号の影響もあって大気の川が発生した。また、直前に台風 が通過した令和3年8月豪雨 や東シナ海・中国大陸方面からの湿った風の影響を受けた令和2年7月豪雨 [ 33] や朝鮮半島付近に停滞した梅雨前線からもたらされた湿った空気の影響を受けた令和5年7月中旬の記録的な大雨 などにおいて大気の川が発生していたことが明らかとなっており、線状降水帯 が発生しやすくなったことが大量の降水が生まれた一因である可能性が示された[ 34] [ 35] 。
2022年 7月5日 には台風4号 の通過に合わせて、名古屋大学 の坪木和久 教授が航空機から大気の川の直接観測に成功した。これによって日本国内初の直接観測が行われた[ 36] [ 37] 。
脚注
注釈
^ Maximum vertically integrated water vapor transport, 3-hour average, units of
k
g
m
⋅ ⋅ -->
s
{\displaystyle {\frac {kg}{m\cdot s}}}
出典
^ 直井萌香、釜江陽一、植田宏昭、Wei MEI「東アジアにおける大気の川の活動に対するENSOの季節的な遷移の影響 」『気象集誌第二輯』第98巻第3号、2020年、655-668頁、doi :10.2151/jmsj.2020-027 、hdl :2241/0002001611 、ISSN 2186-9057 、NAID 130007857972 、国立国会図書館書誌ID :030469123 、2022年8月5日 閲覧 。
^ a b Zhu, Yong; Newell, Reginald E. (1 September 1994). "Atmospheric rivers and bombs". Geophysical Research Letters . 21 (18): 1999–2002. Bibcode :1994GeoRL..21.1999Z . doi :10.1029/94GL01710 . ISSN 1944-8007 。
^ a b c Zhu, Yong; Newell, Reginald E. (1 March 1998). "A Proposed Algorithm for Moisture Fluxes from Atmospheric Rivers" . Monthly Weather Review . 126 (3): 725–735. Bibcode :1998MWRv..126..725Z . doi :10.1175/1520-0493(1998)126<0725:APAFMF>2.0.CO;2 。
^ a b c Kerr, Richard A. (28 July 2006). "Rivers in the Sky Are Flooding the World With Tropical Waters". サイエンス . アメリカ科学振興協会 . 313 (5786): 435. doi :10.1126/science.313.5786.435 . PMID 16873624 . S2CID 13209226 。
^ "About ARs" . NOAA Physical Sciences Laboratory. 2018年4月6日閲覧 。
^ Deacon, Ben (11 August 2020). "Atmospheric rivers form in both the Indian and Pacific Oceans, bringing rain from the tropics to the south" . ABCニュース . シドニー . 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2020年8月11日閲覧 。
^ a b Dettinger, Michael D.; Ralph, Fred Martin; Das, Tapash; Neiman, Paul J.; Cayan, Daniel R. (24 March 2011). "Atmospheric Rivers, Floods and the Water Resources of California" . Water . 3 (2): 445–478. doi :10.3390/w3020445 . 2022年8月5日閲覧 。
^ a b c Dettinger, Michael (1 July 2011). "Climate Change, Atmospheric Rivers, and Floods in California – A Multimodel Analysis of Storm Frequency and Magnitude Changes". JAWRA . American Water Resources Association. 47 (3). Bibcode :2011JAWRA..47..514D . doi :10.1111/j.1752-1688.2011.00546.x . ISSN 1752-1688 . S2CID 4691998 。
^ Kamae, Youichi; Mei, Wei; Xie, Shang-Ping; Naoi, Moeka; Ueda, Hiroaki (1 August 2017). "Atmospheric Rivers over the Northwestern Pacific: Climatology and Interannual Variability" . Journal of Climate . 30 (15): 5605–5619. doi :10.1175/JCLI-D-16-0875.1 。
^ a b Curry, Charles L.; Islam, Siraj U.; Zwiers, F. W.; Déry, Stephen J. (16 February 2019). "Atmospheric Rivers Increase Future Flood Risk in Western Canada's Largest Pacific River" . Geophysical Research Letters . 46 (3): 1651–1661. Bibcode :2019GeoRL..46.1651C . doi :10.1029/2018GL080720 . ISSN 1944-8007 . S2CID 134391178 。
^ a b Ralph, F. Martin; Rutz, Jonathan J.; Cordeira, Jason M.; Dettinger, Michael; Anderson, Michael; Reynolds, David; Schick, Lawrence J.; Smallcomb, Chris (1 February 2019). "A Scale to Characterize the Strength and Impacts of Atmospheric Rivers" . Bulletin of the American Meteorological Society . 100 (2): 269–289. Bibcode :2019BAMS..100..269R . doi :10.1175/BAMS-D-18-0023.1 . S2CID 125322738 。
^ "CW3E Releases New Scale to Characterize Strength and Impacts of Atmospheric Rivers" (Press release). Center for Western Weather and Water Extremes. 5 February 2019. 2019年2月19日閲覧 。
^ Kruszelnicki, Karl; Dean, Diane (24 May 2022). Atmospheric rivers, part 2 . オーストラリア放送協会 . 2022年6月22日閲覧 。
^ a b Guan, Bin; Waliser, Duane E. (27 December 2015). "Detection of atmospheric rivers: Evaluation and application of an algorithm for global studies". JGR Atmospheres . 120 (24): 12514–12535. Bibcode :2015JGRD..12012514G . doi :10.1002/2015JD024257 . ISSN 2169-8996 。
^ Ralph, F.M.; Dettinger, M. D. (9 August 2011). "Storms, floods, and the science of atmospheric rivers". Eos (雑誌) (英語版 ) . アメリカ地球物理学連合 . 92 (32): 265–266. doi :10.1029/2011EO320001 。
^ a b c Paltan, Homero; Waliser, Duane; Lim, Wee Ho; Guan, Bin; Yamazaki, Dai; Pant, Raghav; Dadson, Simon (28 October 2017). "Global floods and water availability driven by atmospheric rivers" . Geophysical Research Letters . 44 (20): 10387–10395. Bibcode :2017GeoRL..4410387P . doi :10.1002/2017GL074882 . ISSN 1944-8007 。
^ Neiman, Paul J.; Ralph, F. Martin; Wick, Gary A.; Kuo, Ying-Hwa; Wee, Tae-Kwon; Ma, Zaizhong; Taylor, George H.; Dettinger, Michael D. (1 November 2008). "Diagnosis of an Intense Atmospheric River Impacting the Pacific Northwest: Storm Summary and Offshore Vertical Structure Observed with COSMIC Satellite Retrievals" . Monthly Weather Review . 136 (11): 4398–4420. Bibcode :2008MWRv..136.4398N . doi :10.1175/2008MWR2550.1 。
^ Neiman, Paul J.; Ralph, F. Martin; Wick, Gary A.; Lundquist, Jessica D.; Dettinger, Michael D. (1 February 2008). "Meteorological Characteristics and Overland Precipitation Impacts of Atmospheric Rivers Affecting the West Coast of North America Based on Eight Years of SSM/I Satellite Observations" . Journal of Hydrometeorology . 9 (1): 22–47. Bibcode :2008JHyMe...9...22N . doi :10.1175/2007JHM855.1 。
^ Stohl, A.; Forster, C.; Sodemann, H. (16 March 2008). "Remote sources of water vapor forming precipitation on the Norwegian west coast at 60°N–a tale of hurricanes and an atmospheric river" . JGR Atmospheres . 113 (D5). Bibcode :2008JGRD..113.5102S . doi :10.1029/2007JD009006 。
^ a b Dezfuli, Amin (1 April 2020). "Rare Atmospheric River Caused Record Floods across the Middle East" . Bulletin of the American Meteorological Society . 101 (4): E394–E400. doi :10.1175/BAMS-D-19-0247.1 . ISSN 0003-0007 。
^ a b Ralph, F. Martin; Neiman, Paul J.; Wick, Gary A.; Gutman, Seth I.; Dettinger, Michael D.; Cayan, Daniel R.; White, Allen B. (1 July 2006). "Flooding on California's Russian River: Role of atmospheric rivers". Geophysical Research Letters . 33 (13). Bibcode :2006GeoRL..3313801R . doi :10.1029/2006GL026689 . S2CID 14641695 。
^ Dettinger, Michael D. (1 December 2013). "Atmospheric Rivers as Drought Busters on the U.S. West Coast" . Journal of Hydrometeorology . 14 (6): 1721–1732. Bibcode :2013JHyMe..14.1721D . doi :10.1175/JHM-D-13-02.1 。
^ a b Christensen, Jen; Nedelman, Michael (23 November 2018). "Climate change will shrink US economy and kill thousands, government report warns" . CNN . 2022年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2018年11月23日閲覧 。
^ Warner, Michael D.; Mass, Clifford F.; Salathé Jr., Eric P. (1 February 2015). "Changes in Winter Atmospheric Rivers along the North American West Coast in CMIP5 Climate Models" . Journal of Hydrometeorology . 16 (1): 118–128. doi :10.1175/JHM-D-14-0080.1 。
^ Gao, Yang; Lu, Jian; Leung, L. Ruby; Yang, Qing; Hagos, Samson; Qian, Yun (24 August 2015). "Dynamical and thermodynamical modulations on future changes of landfalling atmospheric rivers over western North America". Geophysical Research Letters . 42 (17): 7179–7186. doi :10.1002/2015GL065435 . ISSN 1944-8007 。
^ Neiman, Paul J.; Schick, Lawrence J.; Ralph, F. Martin; Hughes, Mimi; Wick, Gary A. (1 December 2011). "Flooding in Western Washington: The Connection to Atmospheric Rivers" . Journal of Hydrometeorology . 12 (6). Bibcode :2011JHyMe..12.1337N . doi :10.1175/2011JHM1358.1 。
^ Rogers, Paul (14 May 2019). "Rare 'atmospheric river' storms to soak California this week" . The Mercury News . サンノゼ . 2022年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2019年5月15日閲覧 。
^ Cowan, Jill (15 May 2019). "Atmospheric Rivers Are Back. That's Not a Bad Thing" . ニューヨークタイムズ . 2022年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2019年5月15日閲覧 。
^ "Deluge to take a pause in B.C. before next atmospheric river arrives" . The Weather Network . 28 November 2021. 2022年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2021年11月29日閲覧 。
^ "Northwest Cloudbands" . オーストラリア気象局 . 5 June 2013. 2020年8月11日閲覧 。
^ "Indian Ocean" . オーストラリア気象局 . 2020年8月11日閲覧 。
^ Lavers, David A.; Villarini, Gabriele (7 June 2013). "The nexus between atmospheric rivers and extreme precipitation across Europe" . Geophysical Research Letters . 40 (12): 3259–3264. doi :10.1002/grl.50636 . S2CID 129890209 。
^ 藤波優「豪雨もたらした「大気の川」、アマゾン川の2倍の流量 」『朝日新聞 』2020年7月4日。オリジナル の2021年8月13日時点におけるアーカイブ。2022年8月28日 閲覧。
^ 「「大気の川」大量の水蒸気の流れ 複数の線状降水帯生む 」『産経新聞 』2021年8月14日。オリジナル の2021年8月15日時点におけるアーカイブ。2022年8月28日 閲覧。
^ 「「大気の川」長さ2千キロ 18年の西日本豪雨並み 」『日本経済新聞 』2021年8月18日。オリジナル の2021年8月28日時点におけるアーカイブ。2022年8月28日 閲覧。
^ 「「大気の川」上空から国内初 線状降水帯の予測とメカニズムは? 」『日本放送協会 』2022年7月23日。オリジナル の2022年8月3日時点におけるアーカイブ。2022年8月28日 閲覧。
^ 「「大気の川」を上空から初観測 豪雨で「人命失われない社会に」 」『テレビ朝日 』2022年7月6日。オリジナル の2022年8月9日時点におけるアーカイブ。2022年8月28日 閲覧。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
大気の川 に関連するカテゴリがあります。
英語版ウィキクォートに本記事に関連した引用句集があります。
外部リンク