大沼(おおぬま)は、栃木県小山市羽川にあるため池である。貯水量は11万立方メートル。2010年(平成22年)3月25日に農林水産省のため池百選に選定された[1]。2011年には栃木県の「とちぎのふるさと田園風景百選」に選定された[2]。
概要
堰堤の構築時期は明らかでないが、その形状により「イモガラ溜」と呼ばれ、周辺にあった大小の溜池とともに農業用水に利用されていた。
1919年(大正8年)1月耕地整理に伴い灌漑施設の整備とため池の再整備が起工された。その後幾多の改修工事を経て、1994年(平成6年)、県営水環境整備事業により、周辺の環境整備及びため池の施設整備が進められ、2002年(平成14年)3月に完成した。[3]
2024年(令和6年)3月13日、地域活性化を目的に駐車場拡張工事竣工[2]。
自然・地域保全活動
ハナショウブや、思川桜の散策路が湖畔にある。
冬季にはハクチョウが飛来し、カモやサギも生息する[2]。
羽川大沼地区地域用水対策協議会が中心となり、ため池の保全活動を行っている。
アクセス
道路
路線バス
脚注
- ^ 大沼 農林水産省
- ^ a b c d 駐車場拡張「地元の念願だった」 小山のハクチョウ飛来地・大沼 普通車45台から124台に 下野新聞SOON(2024年3月13日)
- ^ 羽川大沼-小山市観光協会
関連項目
外部リンク