大阪城公園
大阪城公園(おおさかじょうこうえん)は、大阪府大阪市中央区大阪城にある都市公園(歴史公園)である[1]。 概要大坂城特別史跡地に所在する広大な歴史公園である。本丸に聳える大阪城天守閣は展望台と歴史博物館を兼ねた施設として有料公開されており、最上階からは遠く生駒山から大阪湾、大阪平野を見渡すことができる。 外郭東部(杉山地区)に設けられた多目的アリーナの大阪城ホールと野外音楽堂の大阪城音楽堂では連日コンサートやイベントが行われる他、多目的グラウンドの太陽の広場付近などでは日曜日の昼に複数のアマチュアバンドが演奏したり、至る所でさまざまな楽器の練習をする市民の姿が見られる。 公園内には樹木が多く植えられ、二の丸市正曲輪の梅林、北外曲輪の桃園、西の丸庭園の桜など、花見シーズンには梅・桃・桜の名所となっている。また、杉山地区は森林公園となっており、外濠の水辺に集まる野鳥を眺めて家族連れが憩う姿も見られ、都会のオアシスとして市民から愛されている。日本国外からの観光客も多い。日本さくら名所100選に選定されている。 歴史1924年(大正13年)、都市計画学者でもあった關一第7代大阪市長の下、追手口(大手口)の正面に開園した大手前公園 (2.3ha) を前身としている。 その後關市長は公園の整備を進め、1931年(昭和6年)11月7日の天守再建と同時に本丸を含む大阪城公園となった[2][3]。当初はわずか9.6 haで、城内の大部分は大日本帝国陸軍第4師団の用地だった。また、杉山地区は大阪砲兵工廠の中核施設が置かれていたため、第二次世界大戦中に米軍から集中的な爆撃を受けており、現在でもこの周辺で土木工事を行うと不発弾が発見されることがある。 豊國神社はかつて中之島に鎮座していたが、1961年(昭和36年)に二の丸南曲輪へ遷座された。 2015年3月までは、大阪城天守閣は大阪市博物館協会(現・大阪市文化財協会、大阪市博物館機構)が、その他のエリアは大阪市が直営で管理していたが、同年4月からは公園全体を、大阪城パークマネジメント共同事業体(大和ハウス工業、讀賣テレビ放送、電通が出資する共同事業体)が指定管理者として管理運営している[4]。 2017年6月からの滞在型の都市公園へのリデザインが、2018年度グッドデザイン賞受賞[5]。 施設
交通機関→「大坂城 § 交通アクセス」も参照
公園内移動交通システム
ギャラリー
脚注
外部リンク
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