安部 信勝(あんべ のぶかつ)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。今川氏、徳川氏の家臣。通称は彌一郎。法名は源正。
生涯
安部元真の子として誕生。
当初は父・元真と共に今川氏に仕えたが、後に徳川家康の家臣となる。天正11年(1583年)には後北条氏の甲斐国本巣の砦を攻め落とし、翌天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いでも戦功を挙げた。また同年6月の蟹江城合戦では、石川数正と共に前田長種が守る前田城(蟹江城の支城)を攻め、長種を破った。
天正18年(1590年)、家康が関東に移封された際、武蔵国榛沢郡・下野国梁田郡内の5250石の領地を賜った。
慶長5年(1600年)1月2日、大坂において49歳で死去。
系譜
- 父:安部元真(1513-1587)
- 母:不詳
- 正室:水野忠重の娘
- 生母不明の子女
参考文献