尼崎南警察署
尼崎南警察署(あまがさきみなみけいさつしょ)は、兵庫県警察が管轄する警察署の一つ。大規模警察署であり、署長は警視正。尼崎市内においては、尼崎北警察署、尼崎東警察署、本署の3署で管轄している。 沿革明治初め頃の川辺郡における警察事務処理の中心は伊丹であったが、中頃以降尼崎地方が工業地帯の発展と共に著しく重要性を増し、1906年(明治39年)に昇格した尼崎警察署は阪神間における最重要警察となった[1]。 太平洋戦争後、2度の警察制度改革や分轄により、度重なる署名変更を経て尼崎中央警察署となり、市内4署(中央・東・西・北)の内の一つとなる[2]。 2006年(平成18年)の尼崎中央警察署と尼崎西警察署の統合により発足した尼崎南警察署は旧中央署を本庁舎とし、旧西署は西分庁舎となった[3]。旧西署の管轄であった立花地区の一部は尼崎北署の管轄に変更されている[1]。 本庁舎は2019年10月から2022年7月まで老朽化・狭隘化のため建て替え工事を行っていた。なお、工事中に仮庁舎であった西庁舎は今後解体される予定である[4][3]。 年表
所在地各種窓口本庁舎・西分庁舎いずれにも所在していた[8]が、2019年10月の本庁舎建替え工事のため、仮庁舎である西分庁舎のみになっている[4]。
交番全て、尼崎市内に所在している。なお派出所、駐在所は所在しない[9]。
交通安全祈念塔西分庁舎の敷地南東・浜田町4丁目交差点を臨む位置にあり、白色の塔部と赤色の球体部からなる構造物。直径2.7メートル、高さ12メートルで内部には放送設備がある[3]。1974年(昭和49年)に当時の尼崎西警察署内の施設として尼崎西交通安全協会20周年記念事業で建設された[3]。本施設では塔への交通標語掲示の他、音声による違反取締り・啓発活動が行われている[10][11]。 塔は道路を象徴し、球体には交通事故ゼロの願いが表現されている。球体内部には座席とマイクがあり、塔に設置された4台のスピーカーより音声が出力される[10][11]。 放送は月1、2回、各々約1時間の頻度で尼崎南交通安全協会婦人部により行われ、交通安全を呼びかける他、周辺を通行する歩行者や自転車に対し個別指導がなされる。また年4回実施される交通安全運動の期間中は、同婦人部による録音放送も流されている[11]。 2022年の西分庁舎の解体に伴い撤去される予定である[3]。 交通アクセス本庁舎 - 国道2号南、尼崎市総合文化センター斜め向かい。 西分庁舎 - 国道2号・道意線、浜田町4丁目交差点北西。
脚注注釈出典
参考文献
関連項目外部リンク
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