山崎 敏夫(やまざき としお、1901年7月30日 - 1978年4月3日[1])は、日本の歌人・国文学者。愛知県立大学元学長、同大名誉教授。勲二等瑞宝章受章者。
略歴
東京出身。第八高等学校卒、1926年京都帝国大学文学部国文科卒。八高時代石井直三郎に師事し、歌誌「青樹」を経て「水甕」(尾上柴舟)所属。愛知県立第一高等女学校(愛知県立明和高等学校の前身の一つ)校長などを経て、愛知県立女子大学教授、1964年学長、1966年愛知県立大学学長を務めた。1969年定年退官、名誉教授となり、椙山女学園大学短期大学部教授を務め、1977年退職。1972年勲二等瑞宝章受章[2]。学者としての専門は『新古今和歌集』。
著書
- 『春の鋪道 短歌集』水甕社 水甕叢書 1928
- 『花火 歌集』水甕社 水甕叢書 1932
- 『古今和歌集新釋』正文館書店 1947
- 『更級日記新釋』正文館書店 1947
- 『新古今和歌集新釈』正文館書店 1947
- 『新古今集 新釈註』 (新釈註国文叢書)桜井書店 1953
- 『歌集 ゆき』1961 水甕叢書
- 『新古今私説』 (国語国文学研究叢書) 桜楓社 1976
- 『近代短歌の鑑賞』笠間書院 1979
- 『東明微茫 山崎敏夫遺稿集』山崎敏夫先生記念会編、桜楓社 1979
校注・編纂
- 『明治大正短歌選』編 中西書房 1928
- 東常縁『新古今和歌集聞書』校 水甕社 1935
- 『新註新古今和歌集 四季』石井直三郎共編 白帝社 1935
- 『日本古典文学大系 第28 新古今和歌集 底本は小宮堅次郎蔵本』久松潜一、後藤重郎共校注 岩波書店 1958
- 『中世和歌とその周辺』編 笠間書院 笠間叢書 1980
校歌作詞
脚注