廖任磊
廖 任磊(リャオ・レンレイ、1993年8月30日 - )は、台湾(中華民国)桃園県出身のプロ野球選手(投手),右投右打。弟はCPBLの台鋼ホークスに所属している廖乙忠(中国語: 廖乙忠)。 経歴プロ入り前桃園市光明青少棒隊でプレイした[1]後、野球留学の形で日本へ渡航して岡山県共生高等学校へ入学、3年間を過ごした[2]。高校3年次には2011年夏の第93回全国高等学校野球選手権大会岡山県予選ではベスト8に進出した[2]。埼玉西武ライオンズの呉念庭は高校の同級生。 共生高卒業後、2012年4月に台湾へ帰国した。開南大学へ進学したが休学。 パイレーツ傘下時代2014年にメジャーリーグベースボール(MLB)のピッツバーグ・パイレーツへ入団し、2015年までパイレーツの傘下ルーキーリーグで2年間プレーした[2]。同年に台湾へ戻り大学へ復学し、アジアウインターリーグの台湾アマチュア代表に選出され、クローザーとして出場する[2]。2016年6月に開南大学を卒業[2]。日本の高校に3年間在籍していたことにより、日本プロ野球の新人選手選択会議規約第1条の「日本高等学校野球連盟加盟の高校に在学した経験を持ち」に該当しドラフト指名対象となり[2]、2016年のドラフト会議で読売ジャイアンツが7位指名した[2][3]。NPBでは外国人枠の適用を受けず日本人選手扱いとなる[2]。背番号はかつて呂明賜が使用していた「97」。 巨人時代2017年は一軍出場はなく、二軍で中継ぎとして14試合に登板し1勝1敗1セーブ、防御率5.27を記録[4]。 2018年は二軍で17試合に登板し2勝0敗、防御率2.79と成績を向上させたが[5]、前年同様に一軍出場を果たせず、10月26日に球団より戦力外通告を受けた[6]。同年11月13日にタマホームスタジアム筑後で行われた12球団合同トライアウトに参加。シート打撃形式で打者3人に安打を打たせず、球速は最速152km/hを記録した[7]。同月28日に埼玉西武ライオンズが獲得を発表した[8]。 西武時代2019年は、4月3日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初登板を果たしたが、一軍での登板は3試合にとどまり、同年オフに再び戦力外通告を受けた。 日本球界退団後西武からの戦力外通告後はトライアウトには参加せず母国に戻り、11月に中華職業棒球大聯盟(CPBL)に2020年シーズンから再加入予定の味全ドラゴンズの練習に参加。歳内宏明・エディソン・バリオスらと共にアジア・ウィンター・リーグの期間限定のスポット契約を結んだ[9]。 2020年2月には中信兄弟の練習に参加[10][11]。のちにセルフトレーニング契約を結び、二軍戦で登板している[12]。 味全時代2020年7月に開催されたCPBLのドラフト会議で味全ドラゴンズから1位指名を受けた[13]。 2021年3月14日の統一ライオンズ戦でCPBL初登板を記録した[14]。同月23日の楽天モンキーズ戦ではプロ初ホールドをマークしたが[15]、9月2日までの36試合で33イニングと24四死球で2軍に降格した[16]。10月1日に一軍に再昇格し、同月2日の中信兄弟戦でプロ初セーブを収めた[17]。 2024年オフに球団に退団を申し入れ、保留選手名簿から外れた[18]。 富邦時代2025年1月13日、富邦ガーディアンズと契約した[19]。 選手としての特徴201cmの長身から最速155km/hの直球を持ち味とする[20]。変化球はスライダー、チェンジアップを投げる[21]。コントロールが課題[22]。 人物ドラフト候補のプロフィールは身長201cm、体重125kg。ドラフト指名選手の身長、体重が明確になった1966年2次以降では、最長身、最重量。200cm、120kgを超える選手は初めてという[2]。 岡山共生高に在学した際、恵まれた体格がプロレス団体の目に留まり、スカウトされたことがあった[23]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
代表歴
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
|