日光湯元温泉スキー場
日光湯元温泉スキー場(にっこうゆもとおんせんスキーじょう)は、栃木県日光市湯元温泉にある東武興業が運営するスキー場である。 概要・沿革奥日光の日光白根山麓の標高1450m - 1600mの地に設置のスキー場で、ゲレンデからは戦場ヶ原や中禅寺湖を見下ろせる[1]。 湯元温泉周辺では、大正時代からスキーは親しまれていたが、スキー場としては1930年(昭和5年)がオープンの年となる[2]。1933年(昭和8年)2月発刊の「國立公園案内」において「ゲレンデは狭いのでスキーヤーは少ないが、玄人による冬期スキー登山はにぎやかである。冬期営業の旅館も数軒ある」と紹介されている[2]。1935年(昭和10年)2月9日 - 11日まで国立公園協会と同会栃木県支部共催の「国立公園スキーを楽しむ会」が開催され、初心者、婦人・子ども、山歩きツアーの3班計80名の参加があり湯元スキー場が注目された[3]。大好評のため翌年も開催され87人が参加した[4]。 1937年(昭和12年)、栃木県は帝室林野局から御料地3万632平方メートルを借り受け、貴賓室を備えた休憩室を整備した[5]。1941年(昭和16年)7月に、2年後の1943年(昭和18年)2月4日 - 7日の日程で明治神宮国民錬成大会スキー大会の開催が決定し2年間で滑降、回転、ジャンプ台等の競技スキー対応の整備が進んだ[6]。 1945年(昭和20年)、日光湯元スキーロッジが進駐軍に接収された[7]、1947年(昭和22年)2月に「第1回関東地区スキー大会」が開催されたが、この時点ではロッジは接収されていた[8]。1948年(昭和23年)、日光国立公園観光株式会社が設立され、湯元スキーロッジは同社が経営することとなった[9]。 1956年(昭和31年)にリフトを開設[10] 1974年頃は、国設日光湯元スキー場[1]と称したが、1968年(昭和43年)の日光市広報では湯元温泉スキー場と記載されている[11]。 施設
コース1970年代は上級者向けの第1ゲレンデと初級者中級者向けの第2ゲレンデがあったほか、北側に第3ゲレンデが予定されていた[1]。1997年時点で第1ゲレンデは閉鎖され[13]、第2ゲレンデのみが使用されている。初心者向けのA - Cコースと中級者向けのDコースの計4コース。このほか、旧第1ゲレンデの下部が、ソリ遊び用のチャイルド広場となっている[15]。 アクセス出典
参考文献
外部リンクInformation related to 日光湯元温泉スキー場 |