日枝神社 (川崎市)
日枝神社(ひえじんじゃ)は、神奈川県川崎市中原区にある神社。 祭神祭神は以下のとおり[1]。
歴史809年(大同4年)に創建された。桓武天皇の皇子が近江国坂本の日吉大社から分霊を勧請したといわれている[2]。所在地の「上丸子山王町」という地名は当社に由来している[3]。 その後、1178年(治承2年)に平重盛によって再建された[2]。 当社は中世以来、社僧(神社の管理業務を行う僧侶)ではなく、専任の神職が在籍していた神社である。川崎市内では、他に川崎区の稲毛神社と宮前区の白幡八幡大神の2社の例があるのみであった[4]。 戦国時代には小田原北条氏や豊臣秀吉から手厚く保護を受けていたことが明らかになっている[5]。それを裏付けるものとして、北条氏の虎の印判状や、豊臣秀吉が近江日吉大社境内に架した大神橋の橋脚の一部といった奉納品がある[4]。 江戸時代には徳川幕府第3代将軍の徳川家光の20石の社領が与えられている[6]。 年表
境内2009年に御鎮座1200年を迎えるにあたり、多くの建造物が改修された。 1979年に、再建800年を記念し日吉大社より豊臣秀吉公寄進の御神橋の橋脚1基を移し、境内に建立されている。 本殿と向かい合うように神楽殿が建てられている。 御神木として、樹齢700年の杉の樹根がある。明治時代には高さ30メートル、周囲8mの3本に分かれた巨木であり、「山王さんの大杉」と親しまれた。 大神輿が2基納められている大神輿庫があり、中には、江戸時代の天保頃に制作された初代大神輿と1951年に制作された現在の大神輿が納められている。 また、山王会館という施設があり、予約すれば最大90名収容の多目的室として誰でも使用することができる。 境内社稲荷神社・大鷲神社の社殿が存在する。2009年に覆い屋を改築した。 文化財
年中行事主な行事は以下のとおり[13]
資料写真
交通アクセス出典
参考文献
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