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この項目では、作家について記述しています。作詞家の同名の人物については「木村二郎 (作詞家)」をご覧ください。 |
木村二郎(きむら じろう、1949年 -)は、日本の推理作家、翻訳家。
木村 仁良名義も使用した。
来歴・人物
大阪府堺市生まれ。
高校卒業後、渡米。ペイス大学社会学部卒業。
学生時代からアメリカのミステリー小説の評論、翻訳を手がけ、1990年から自ら小説を書きはじめる。
マルタの鷹協会日本支部の創設者(1982年)としても知られる。
日本推理作家協会会員だったが、2014年ごろ退会、2016年末に再入会し、同協会英文サイトの翻訳委員をつとめる[1]。
作品
小説
- 『ヴェニスを見て死ね』(創元推理文庫) 1994.4、のち早川書房 2011.11
- 『予期せぬ来訪者』(創元推理文庫) 2011.11
- 『残酷なチョコレート』(東京創元社) 2013.4
評論・随筆
- 『尋問・自供 - 25人のミステリ・ライター』(早川書房) 1981.6
編著
- 『子猫探偵ニックとノラ : The cat has nine mysterious tales』(ジャン・グレープ他、木村仁良名義編、中井京子他訳、光文社、光文社文庫、『ジャーロ』傑作短編アンソロジー2) 2004
- 『夜明けのフロスト』(R・D・ウィングフィールド他、木村仁良名義編、芹澤恵他訳、光文社、光文社文庫、『ジャーロ』傑作短編アンソロジー3) 2005
翻訳
- エドワード・D・ホック
- 「サム・ホーソーンの事件簿」
- 〈Ⅰ〉(創元推理文庫) 2000.5
- 〈Ⅱ〉(創元推理文庫) 2002.5
- 〈Ⅲ〉(創元推理文庫) 2004.9
- 〈Ⅳ〉(創元推理文庫) 2006.1
- 〈Ⅴ〉(創元推理文庫) 2007.6
- 〈Ⅵ〉(創元推理文庫) 2009.11
- 「サイモン・アークの事件簿」
- 〈Ⅰ〉(創元推理文庫) 2008.12
- 〈Ⅱ〉(創元推理文庫) 2010.12
- 〈Ⅲ〉(創元推理文庫) 2011.12
- 〈Ⅳ〉(創元推理文庫) 2012.12
- 「怪盗ニック」シリーズ
- 『怪盗ニックを盗め』(早川書房)1979.12、のちハヤカワ文庫 2003.8
- 『怪盗ニックの事件簿』(早川書房)1983.3、のちハヤカワ文庫 2003.11
- 『怪盗ニック登場』(早川書房)1988.12、のちハヤカワ文庫 2003.5
- 『怪盗ニック対女怪盗サンドラ』(ハヤカワ文庫) 2004.7
- 『怪盗ニック全仕事<1>』 (創元推理文庫) 2014
- 『怪盗ニック全仕事<2>』 (創元推理文庫) 2015
- 『怪盗ニック全仕事<3>』 (創元推理文庫) 2016
- 『怪盗ニック全仕事<4>』 (創元推理文庫) 2017
- 『怪盗ニック全仕事<5>』 (創元推理文庫) 2018
- 『怪盗ニック全仕事<6>』 (創元推理文庫) 2019
- 『ホックと13人の仲間たち』(早川書房) 1978.1
- 『密室への招待』(早川書房) 1981.9
- 『革服の男』(木村仁良名義、中井京子他共訳、光文社文庫、英米短編ミステリー名人選集5) 1999
- 『夜はわが友』(創元推理文庫) 2001.7
- 『夜の冒険』(ハヤカワ文庫、現代短篇の名手たち8) 2012.1
- ドナルド・E・ウェストレイク(リチャード・スターク)
- 「悪党パーカー」シリーズ
- 『悪党パーカー / 漆黒のダイヤ』(早川書房) 1985.4
- 『悪党パーカー / 標的はイーグル』(早川書房) 1987.6
- 『悪党パーカー / エンジェル』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 1999
- 『悪党パーカー / 電子の要塞』(ハヤカワ文庫) 2005.2
- 「泥棒ドートマンダー」シリーズ
- 『天から降ってきた泥棒』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 1997
- 『逃げだした秘宝』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 1998
- 『最高の悪運』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 2000.4
- 『骨まで盗んで』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 2002.6
- 『バッド・ニュース』(ハヤカワ文庫) 2006.8
- 『泥棒が1ダース』(ハヤカワ文庫) 2009.8
- 『最後の依頼人 - 刑事くずれ』(早川書房、世界ミステリシリーズ) 1982.10
- 『ニューヨーク編集者物語』(木村仁良名義、扶桑社ミステリー) 1989
- 『嘘じゃないんだ!』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 1991
- 『踊る黄金像』(木村仁良名義、ハヤカワミステリアス・プレス文庫) 1994
- 『二役は大変!』(木村仁良名義、ハヤカワミステリアス・プレス文庫) 1995
- 『斧』(文春文庫) 2001.3
- 『鉤』(文春文庫) 2003.5
- 『聖なる怪物』(文春文庫) 2005.1
- ロジャー・L・サイモン
- 『大いなる賭け』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 1976.10
- 『ストレート・マン』(早川書房) 1988.3
- 『エルサレムの閃光 私立探偵モウゼズ・ワイン』(木村仁良名義、ハヤカワ・ミステリ) 1989
- 『誓いの渚』(講談社文庫) 1999.2
- マーク・ショア
- 『俺はレッド・ダイアモンド』(早川書房) 1985.3
- 『エースのダイアモンド』(ハヤカワ文庫) 1986.2
- 『ダイアモンド・ロック』(ハヤカワ文庫) 1987.5
- マイクル・コリンズ
- 『真鍮の虹』(早川書房) 1979.5
- 『ひきがえるの夜』(早川書房) 1981.4
- 『黒い風に向って歩け』(早川書房) 1984.6
- 『フリーク』(木村仁良名義、創元推理文庫) 1990
- 『鮮血色の夢』(木村仁良名義、創元推理文庫) 1992
- ロゲル・リヒテンベルク・ジーモン
- 『ワイルドターキー』(早川書房) 1977.8
- 『ペキン・ダック』(早川書房) 1981.2
- 『カリフォルニア・ロール』(早川書房) 1986.3
- エド・マクベイン(エヴァン・ハンター)
- 『黄金の街』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 1979.12
- 『十の罪業 RED』(創元推理文庫) 2009.1
- ビル・プロンジーニ
- 『凶悪』(講談社文庫) 2000.6
- 『幻影』(講談社文庫) 2003.8
- ロバート・J・ランディージ
- 『探偵は眠らない』(ハヤカワ文庫) 1986.12
- 『卑しい街を行く』(ハヤカワ文庫) 1989.2
- 『探偵たちの誇る』(ロバート・J・ランディージ編、木村仁良名義共訳、ハヤカワ文庫) 1990
- グレゴリー・マクドナルド
- 『警視フリン空中爆破』(角川文庫) 1985.11
- 『会員制殺人クラブ』(角川文庫) 1987.4
- その他
- 『ストリート8』(ダグラス・フェアベアン、早川書房) 1982.2
- 『ハリウッドの殺人』(ジョゼフ・ウォンボー、早川書房) 1984.3
- 『ハリウッドに別れを』(アンドリュー・バーグマン、河出書房新社) 1984.12
- 『狼を庇う羊飼い』(ベンジャミン・M・シュッツ、サンケイ出版) 1987.4
- 『もうセレナーデは弾けない』(コナル・ライアン、ハヤカワ文庫) 1988.2
- 『消失のシナリオ』(アーサー・ライアンズ、ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 1988.12
- 『フィリップ・マーロウの事件1』(バイロン・プライス編、木村仁良名義共訳、早川書房) 1990
- 『ブルショット』(ガブリエル・クラフト、木村仁良名義訳、ハヤカワ文庫) 1990
- 『大ホテル強盗』(ジョン・ミナハン、木村仁良名義、徳間文庫) 1990
- 『悪どいやつら』(アンソニー・ブルーノ、木村仁良名義訳、文春文庫) 1992
- 『約束の土地』(リチャード・バウカー、木村仁良名義訳、創元推理文庫) 1993
- 『美女はダイアモンドがお好き』(ジョン・ミナハン、木村仁良名義訳、徳間文庫) 1994
- 『32台のキャディラック』(ジョー・ゴアズ、木村仁良名義訳、福武文庫) 1998
- 『双生児 EQMM90年代ベスト・ミステリー』(ジャネット・ハッチングズ編、木村仁良名共訳、扶桑社ミステリー) 2000
- 『バッドラック・ムーン』(マイクル・コナリー、講談社文庫) 2001.8
- 『トライ・ザ・ガール』(レイモンド・チャンドラー、ハヤカワ文庫) 2007.10
- 『スペード&アーチャー探偵事務所』(ジョー・ゴアズ、早川書房) 2009.12
脚注
- ^ 『推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ』 (角川文庫)
出典
- 日外アソシエーツ現代人物情報
- 下記の本人サイトの記述
関連項目
外部リンク