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木村二郎

(きむら じろう、1949年 -)は、日本の推理作家翻訳家木村 仁良名義も使用した。

来歴・人物

大阪府堺市生まれ。 高校卒業後、渡米。ペイス大学社会学部卒業。 学生時代からアメリカのミステリー小説の評論、翻訳を手がけ、1990年から自ら小説を書きはじめる。

マルタの鷹協会日本支部の創設者(1982年)としても知られる。

日本推理作家協会会員だったが、2014年ごろ退会、2016年末に再入会し、同協会英文サイトの翻訳委員をつとめる[1]

作品

小説

評論・随筆

  • 『尋問・自供 - 25人のミステリ・ライター』(早川書房) 1981.6

編著

  • 『子猫探偵ニックとノラ : The cat has nine mysterious tales』(ジャン・グレープ他、木村仁良名義編、中井京子他訳、光文社、光文社文庫、『ジャーロ』傑作短編アンソロジー2) 2004
  • 『夜明けのフロスト』(R・D・ウィングフィールド他、木村仁良名義編、芹澤恵他訳、光文社、光文社文庫、『ジャーロ』傑作短編アンソロジー3) 2005

翻訳

エドワード・D・ホック
  • 「サム・ホーソーンの事件簿」
    • 〈Ⅰ〉(創元推理文庫) 2000.5
    • 〈Ⅱ〉(創元推理文庫) 2002.5
    • 〈Ⅲ〉(創元推理文庫) 2004.9
    • 〈Ⅳ〉(創元推理文庫) 2006.1
    • 〈Ⅴ〉(創元推理文庫) 2007.6
    • 〈Ⅵ〉(創元推理文庫) 2009.11
  • 「サイモン・アークの事件簿」
    • 〈Ⅰ〉(創元推理文庫) 2008.12
    • 〈Ⅱ〉(創元推理文庫) 2010.12
    • 〈Ⅲ〉(創元推理文庫) 2011.12
    • 〈Ⅳ〉(創元推理文庫) 2012.12
  • 「怪盗ニック」シリーズ
    • 『怪盗ニックを盗め』(早川書房)1979.12、のちハヤカワ文庫 2003.8
    • 『怪盗ニックの事件簿』(早川書房)1983.3、のちハヤカワ文庫 2003.11
    • 『怪盗ニック登場』(早川書房)1988.12、のちハヤカワ文庫 2003.5
    • 『怪盗ニック対女怪盗サンドラ』(ハヤカワ文庫) 2004.7
    • 『怪盗ニック全仕事<1>』 (創元推理文庫) 2014
    • 『怪盗ニック全仕事<2>』 (創元推理文庫) 2015
    • 『怪盗ニック全仕事<3>』 (創元推理文庫) 2016
    • 『怪盗ニック全仕事<4>』 (創元推理文庫) 2017
    • 『怪盗ニック全仕事<5>』 (創元推理文庫) 2018
    • 『怪盗ニック全仕事<6>』 (創元推理文庫) 2019
  • 『ホックと13人の仲間たち』(早川書房) 1978.1
  • 『密室への招待』(早川書房) 1981.9
  • 『革服の男』(木村仁良名義、中井京子他共訳、光文社文庫、英米短編ミステリー名人選集5) 1999
  • 『夜はわが友』(創元推理文庫) 2001.7
  • 『夜の冒険』(ハヤカワ文庫、現代短篇の名手たち8) 2012.1
ドナルド・E・ウェストレイク(リチャード・スターク)
  • 「悪党パーカー」シリーズ
    • 『悪党パーカー / 漆黒のダイヤ』(早川書房) 1985.4
    • 『悪党パーカー / 標的はイーグル』(早川書房) 1987.6
    • 『悪党パーカー / エンジェル』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 1999
    • 『悪党パーカー / 電子の要塞』(ハヤカワ文庫) 2005.2
  • 「泥棒ドートマンダー」シリーズ
    • 『天から降ってきた泥棒』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 1997
    • 『逃げだした秘宝』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 1998
    • 『最高の悪運』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 2000.4
    • 『骨まで盗んで』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 2002.6
    • 『バッド・ニュース』(ハヤカワ文庫) 2006.8
    • 『泥棒が1ダース』(ハヤカワ文庫) 2009.8
  • 『最後の依頼人 - 刑事くずれ』(早川書房、世界ミステリシリーズ) 1982.10
  • 『ニューヨーク編集者物語』(木村仁良名義、扶桑社ミステリー) 1989
  • 『嘘じゃないんだ!』(木村仁良名義、ハヤカワ文庫) 1991
  • 『踊る黄金像』(木村仁良名義、ハヤカワミステリアス・プレス文庫) 1994
  • 『二役は大変!』(木村仁良名義、ハヤカワミステリアス・プレス文庫) 1995
  • 『斧』(文春文庫) 2001.3
  • 『鉤』(文春文庫) 2003.5
  • 『聖なる怪物』(文春文庫) 2005.1
ロジャー・L・サイモン
  • 『大いなる賭け』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 1976.10
  • 『ストレート・マン』(早川書房) 1988.3
  • 『エルサレムの閃光 私立探偵モウゼズ・ワイン』(木村仁良名義、ハヤカワ・ミステリ) 1989
  • 『誓いの渚』(講談社文庫) 1999.2
マーク・ショア
  • 『俺はレッド・ダイアモンド』(早川書房) 1985.3
  • 『エースのダイアモンド』(ハヤカワ文庫) 1986.2
  • 『ダイアモンド・ロック』(ハヤカワ文庫) 1987.5
マイクル・コリンズ
  • 『真鍮の虹』(早川書房) 1979.5
  • 『ひきがえるの夜』(早川書房) 1981.4
  • 『黒い風に向って歩け』(早川書房) 1984.6
  • 『フリーク』(木村仁良名義、創元推理文庫) 1990
  • 『鮮血色の夢』(木村仁良名義、創元推理文庫) 1992
ロゲル・リヒテンベルク・ジーモン
  • 『ワイルドターキー』(早川書房) 1977.8
  • 『ペキン・ダック』(早川書房) 1981.2
  • 『カリフォルニア・ロール』(早川書房) 1986.3
エド・マクベイン(エヴァン・ハンター)
  • 『黄金の街』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 1979.12
  • 『十の罪業 RED』(創元推理文庫) 2009.1
ビル・プロンジーニ
  • 『凶悪』(講談社文庫) 2000.6
  • 『幻影』(講談社文庫) 2003.8
ロバート・J・ランディージ
  • 『探偵は眠らない』(ハヤカワ文庫) 1986.12
  • 『卑しい街を行く』(ハヤカワ文庫) 1989.2
  • 『探偵たちの誇る』(ロバート・J・ランディージ編、木村仁良名義共訳、ハヤカワ文庫) 1990
グレゴリー・マクドナルド
  • 『警視フリン空中爆破』(角川文庫) 1985.11
  • 『会員制殺人クラブ』(角川文庫) 1987.4
その他
  • 『ストリート8』(ダグラス・フェアベアン、早川書房) 1982.2
  • 『ハリウッドの殺人』(ジョゼフ・ウォンボー、早川書房) 1984.3
  • 『ハリウッドに別れを』(アンドリュー・バーグマン河出書房新社) 1984.12
  • 『狼を庇う羊飼い』(ベンジャミン・M・シュッツ、サンケイ出版) 1987.4
  • 『もうセレナーデは弾けない』(コナル・ライアン、ハヤカワ文庫) 1988.2
  • 『消失のシナリオ』(アーサー・ライアンズ、ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 1988.12
  • フィリップ・マーロウの事件1』(バイロン・プライス編、木村仁良名義共訳、早川書房) 1990
  • 『ブルショット』(ガブリエル・クラフト、木村仁良名義訳、ハヤカワ文庫) 1990
  • 『大ホテル強盗』(ジョン・ミナハン、木村仁良名義、徳間文庫) 1990
  • 『悪どいやつら』(アンソニー・ブルーノ、木村仁良名義訳、文春文庫) 1992
  • 『約束の土地』(リチャード・バウカー、木村仁良名義訳、創元推理文庫) 1993
  • 『美女はダイアモンドがお好き』(ジョン・ミナハン、木村仁良名義訳、徳間文庫) 1994
  • 『32台のキャディラック』(ジョー・ゴアズ、木村仁良名義訳、福武文庫) 1998
  • 『双生児 EQMM90年代ベスト・ミステリー』(ジャネット・ハッチングズ編、木村仁良名共訳、扶桑社ミステリー) 2000
  • 『バッドラック・ムーン』(マイクル・コナリー講談社文庫) 2001.8
  • 『トライ・ザ・ガール』(レイモンド・チャンドラー、ハヤカワ文庫) 2007.10
  • 『スペード&アーチャー探偵事務所』(ジョー・ゴアズ、早川書房) 2009.12

脚注

  1. ^ 『推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ』 (角川文庫)

出典

  • 日外アソシエーツ現代人物情報
  • 下記の本人サイトの記述

関連項目

外部リンク

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