東急シアターオーブ(とうきゅうシアターオーブ、英語:TOKYU THEATRE Orb)は、東京都渋谷区、渋谷ヒカリエ内にある大型のミュージカル専用劇場である。
概要
東急文化会館の跡地に作られた渋谷ヒカリエの11階から16階に位置し、渋谷ヒカリエの中核施設として2012年7月18日に開場した。客席は3階構成で座席数1,972席(1階席:1,186席、2階席:521席、3階席:265席)[2]である。ミュージカル公演を主な用途とする劇場であり、ブロードウェイからの来日公演を想定して[3]設計された。舞台面にはオーケストラピットや大迫り、組み床を備え、舞台上には照明バトンとして利用可能なバトンを60本配置、照明ブリッチも移動可能など、公演内容に柔軟に対応できる舞台設備機構を備えている[4]
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公演内容
こけらおとし公演として、2012年7月18日より『ウエスト・サイド・ストーリー』がブロードウェイから48年ぶりに招聘上演された[5]。第2弾としてトニー賞受賞作であり初来日公演となる『ミリオン・ダラー・カルテット』が上演された[5]。ほか、フランスから初来日公演『ミュージカル ロミオ&ジュリエット』、劇団☆新感線、ウィーン版ミュージカル『ミュージカル エリザベート』20周年記念コンサート、宝塚卒業生を中心とした『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』、『バーン・ザ・フロア』、ホセ・カレーラスのコンサートが発表、上演された[5]。
主な来日公演
東急ミュージカルプログラム
東急シアターオーブでは、未来を担う10代の若者に本場ブロードウェイ・ミュージカルの魅力を体験してもらうという趣旨で、10代の学生とその同伴者を無料招待するミュージカル鑑賞会が2012年以降毎年開催されている[6]。
- 2012年 ミリオンダラー・カルテット
- 2013年 ドリームガールズ
- 2014年 ブリング・イット・オン
- 2015年 天使にラブ・ソングを…( シスター・アクト )
- 2016年 ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート
- 2017年 ウエスト・サイド・ストーリー
- 2018年 エビータ
- 2019年 王様と私
脚注
- ^ “東急電鉄オフィスビル”. 2011年10月15日閲覧。
- ^ “Shibuya Hikarie - 松村電機製作所”. 2018年8月7日閲覧。
- ^ “渋谷の「新たな物語」 建築を見て|日建設計”. 2018
-08-07閲覧。
- ^ “ホール・劇場等施設のあり方”. 2018年8月7日閲覧。
- ^ a b c “渋谷の新劇場「東急シアターオーブ」のオープニングラインナップが発表”. 2011年10月15日閲覧。
- ^ “東急ミュージカルプログラム”. 2018年8月7日閲覧。
外部リンク