桐生大学附属中学校・桐生第一高等学校
桐生大学附属中学校・桐生第一高等学校(きりゅうだいがくふぞくちゅうがっこう・きりゅうだいいちこうとうがっこう)は群馬県桐生市小曾根町にある私立中学校・高等学校(併設型中高一貫校)。通称は、「桐一」(きりいち)、市内では「一高」中学からでは「桐大附」。系列校に、同校に隣接している桐生大学附属幼稚園およびみどり市笠懸町阿左美にある桐生大学がある。設置者は学校法人桐丘学園。 概要桐生大学附属中学校は、2011年4月に開校した中学校である。1学年の定員を30人とする少人数教育を行っている。平成29年度より、特別進学コース・進学スポーツコースの2コース制を採用する。両コースともに、西桐生キャンパスと新規に命名した独立した学舎で、高校特別進学コースとの生徒たちとともに学校生活を過ごしている。中学特別進学コースの生徒は高校特別進学コースに内部進学をする。高校特別進学コースの国公立大学合格率は約60%である。中学進学スポーツコースの生徒は初年度男子サッカー部を募集し、中体連に所属しながらクラブチームとの練習試合も予定しており、高円宮杯にも出場するという。強化クラブが集結する高校進学スポーツコースへの内部進学が原則であるが、本人の適正も考えて進路選択の幅を広げて将来の進路指導をするという。 生徒の多くが桐生市内からだけでなく県内の前橋市・伊勢崎市・太田市・館林市・みどり市、栃木県足利市・佐野市、埼玉県羽生市などの他市から通学している。高校入試の総募集定員は500人ほどで、高校の全校生徒数は1450人から1500人程度である[1]。 教育方針中学校における基本的なことがらを重視しながら「心の教育」や「生徒一人ひとりを大切にする教育」を実現することを謳っており、21世紀型の先進教育を目指している。『対話力』『考える力』『国際対応力』の3つの力を育成するために、新しい教育活動を積極的に導入している。 平成28年度より、クエストエデュケーションプログラム(教育と探究社)、エンパワーメントプログラム、中期留学プログラムを採用した。 クエストエデュケーションにおいては、初年度導入にして3年連続で全国大会出場を果たしている[2]。ソーシャルチェンジ部門ではグランプリに輝いた。 学習桐生大学附属中学校では、21世紀型先進教育を目指していることから、教育理念である『知行考確』(自ら知り、自ら考え、自ら行い、自ら確かめる)をあらゆる教育活動において実践するよう心掛けている。そのため体験型の学習を多く取り入れている。日本の伝統文化を理解して、世界に発信するために本物を体験する「能授業」「箏授業」がある。留学生を本校に招いて、英語で議論するエンパワーメントプログラムも導入している。このプログラムでは留学生が生徒たちの家庭にホームステイをする。中学3年生の3学期にはニュージーランドへの3か月留学ができる。中高一貫校ならではの国際交流プログラムである。通常授業においては、英語・数学・国語の3教科の基礎・基本を身につけるための朝学習から始まり7時間の授業が行われている。放課後と土曜にはさまざまな講座制授業も行われている。さらに、英語の日本語でアウトプットすることを実践している。学級日誌は英語と日本語で感想を書く。 一人1台のタブレットを実現。クラウド型プラットフォームを構築して、ICT先進校を目指している。 学科・コース中学(桐生大学附属中学校)
高校(桐生第一高等学校)
歴史その起源は、1901年の桐生裁縫専門女学館にさかのぼる。1946年に桐ヶ丘高等女学校と名称を変更し、1989年に現在の名称である桐生第一高等学校となる。 年表
中学校年間行事3学期制を採用している[5]。 1学期
2学期
3学期
部活動中学校文化部
中学校運動部
高等学校運動部硬式野球部、サッカー部、柔道部、陸上競技部、バスケットボール部、3×3バスケットボール部、ラグビー部は強化指定クラブに指定されている。 硬式野球部桐生市は古くから高校野球の盛んな土地であり1989年に設立された同校野球部は、福田治男監督の指導の下で1999年夏(第81回)では正田樹を擁して甲子園優勝を果たした。ちなみに、群馬県勢として念願の甲子園大会初優勝であった。 中学校入学試験中学校入学試験は推薦入試・学力検査入試・適性検査入試がある。 推薦入試は単願者のみで作文と本人・保護者面接、学力検査入試は国語・算数2科目の筆記試験と本人面接、適性検査入試は適性検査と本人面接である[8]。 施設・交通アクセス
学校周辺著名な出身者→「Category:桐生第一高等学校出身の人物」も参照
野球
サッカー
その他のスポーツその他の出身者著名な教職員・関係者
系列校
脚注出典
関連項目外部リンク |