渡島当別駅(おしまとうべつえき)は、北海道北斗市当別にある道南いさりび鉄道線の駅。電報略号はマト。駅番号はsh05。副駅名はトラピスト修道院入口。日本国有鉄道・JR北海道における事務管理コードは▲141406[3]。
歴史
駅名の由来
所在地名より。開業時すでに「十弗」(とおふつ)など類似の駅名が存在していたため、旧国名「渡島」を冠したとされる[1][8]。
「当別」はアイヌ語の「トペッ(to-pet)」(沼・川)に由来する[9]。
駅構造
相対式ホーム2面2線をもつ地上駅である。当駅の上磯方面にはすぐ当別トンネルがあり、その中で当駅設備の上下線の分岐が行われている。ホーム間の移動は跨線橋を使う。
現駅舎は、渡島当別郵便局との合築であり、局舎の総面積のうち1/3程度、吹き抜けの塔屋の下を待合室やホームへの通路などとしている[7]。駅西方のトラピスト修道院の最寄りであることから修道院を模した外観をしており、駅舎内には陶器製の聖像が飾られている[1]。以前はキヨスクが入居し[7]、乗車券を発売していたが[1]、撤退後に無人駅となった。2016年3月の道南いさりび鉄道移管に際しても引き続き無人駅として運営されることになっており、かつ同社の無人駅では唯一自動券売機の設置予定がない[10]。
有人駅時代の末期は、駅長と助役のみが常駐し、運転業務の合間に団体乗車券・特別企画乗車券や補充券による遠距離乗車券・料金券・定期乗車券の発売を行っていたが、地元の江差線と松前線を中心とした近距離乗車券を、駅前の個人商店に簡易委託する形態を取っていた[11]。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先
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1
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■道南いさりび鉄道線
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上り
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木古内方面
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2
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下り
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函館方面
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駅舎(JR時代、2014年9月)
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駅舎内待合室(2018年6月)
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駅出入口(2014年9月)
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ホーム(2018年6月)
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跨線橋(2018年6月)
駅周辺
隣の駅
- 道南いさりび鉄道
- ■道南いさりび鉄道線[注 1]
- 釜谷駅 (sh04) - 渡島当別駅 (sh05) - 茂辺地駅 (sh06)
脚注
注釈
- ^ 下り順・駅ナンバリング順に記載。路線は茂辺地方の五稜郭駅が起点である。
出典
関連項目
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外部リンク