秋田県道11号角館六郷線(あきたけんどう11ごう かくのだてろくごうせん)は、秋田県大仙市から仙北郡美郷町へ至る県道(主要地方道)である[1]。主要地方道名は中仙六郷線。通称角六線。
県道の路線名に角館の名称が付けられているが、起点は仙北市角館にはなく、JR東日本・秋田内陸縦貫鉄道 角館駅から約1キロメートル南の玉川を渡った大仙市鶯野から始まる。国道105号交点から東へ伸び、広域農道と交差後に進路を変えておおむね南方向へ進んで、大仙市太田市街地、仙北郡美郷町土崎を経て、終点の同町六郷で国道13号に合流する。
起点付近と終点付近のバイパス道路が完成している区間を除き、もともと当道路は、角館と横手を結ぶ羽州街道の上街道と呼ばれ、古来から幹線道路として利用していた。また、終点付近の旧道と国道の交点は羽州街道の上街道(角館方面)と下街道(久保田=現・秋田市方面)の分岐点となっており、六郷宿があった。
現代では大曲市街地を経由する国道105号(角館方面)-国道13号(横手方面)ルートを避けて通る短絡道路になっている。