米谷 達也(よねたに たつや、1963年5月28日 - )は、日本の遊歴算家・予備校講師。元SEG (学習塾)講師(数学担当)、元代々木ゼミナール衛星放送授業講師(数学担当)。現在は、大学受験予備校プリパス代表取締役社長、高等学校非常勤講師、辰已法律研究所講師、さなる予備校@will講師、養賢ゼミナール客員講師、ふくしま学びのネットワーク講師、おきなわ学びのネットワーク講師、学びエイド講師。知恵の館文庫執筆者、『理系への数学』『現代数学』(現代数学社)執筆者、『数学入試問題正解』(聖文新社)解説委員。歴史学者の米谷匡史は実弟である。
筑波大学附属駒場中学校・高等学校を経て、東京大学工学部卒業、2007年3月大宮法科大学院大学(ロースクール)修了、法務博士(専門職)。大学在学中より数理専門塾SEG講師、大学卒業後1990年より代々木ゼミナール講師(数学)、1996年より大学受験予備校有限会社プリパス代表取締役。学習塾営業、著述の他、大学受験予備校、高等学校にて講師を務める。インターネット経由で映像授業を提供する@will講座、および学びエイドに出演している。2003年より司法試験予備校辰已法律研究所にて、法科大学院適性試験対策および小論文試験対策の講師を務める。2004年に法科大学院に入学し、社会人学生として仕事を継続しながら2007年に修了。その後、本名での活動に加えて、2008年より算数仮面の名義で小学生に向けた算数の指導を、2009年より数理哲人の名義で数学の指導を始めており、同名義での著述、DVD制作、数学雑誌への連載記事を担当する。2010年には一般社団法人日本論理検定協会の理事に就任し、論理教育の改革に着手している(後に辞任)。2010年より知恵の館文庫を創設し,数学および言論の活動の場とする。2011年の東日本大震災を機に、宮城県と福島県の複数の高等学校で「勉強の炊き出し」プロジェクトを主導する。2014年より一般社団法人ふくしま学びのネットワークの高校生無料セミナー、数学合宿等に参画する。小学生から大学受験生までの学習指導のほか、保護者向けの講演、高等学校教員向けの研修講師を担当する。数学オリンピック向けの指導では、2012年、2013年、2016年の3回にわたりIMO(国際数学オリンピック)の日本代表メダリストを輩出する。2024年からは東京での指導に加えて沖縄県と北海道の教室においても対面での数学の指導に携わる。
代々木ゼミナール講師、プリパス講師であった大柳茂樹師の作品集を編纂している。
数学専門誌にて読者より解答を募集する出題コーナーを担当した。
自身の教室から輩出した数学オリンピックメダリストらとの共著により,数学オリンピックなどの競技数学の学習方法を記している。
長岡亮介氏の複数の著作に対しての書評を数学専門誌に寄稿している。
遊歴算家(旅する数学者)として、旅と数学を結びつけながらの社会評論を数学専門誌に寄稿している。
塾・予備校対象ASPサービス高校生向けIT学習システム(株式会社古藤事務所)
塾・予備校対象ASPサービス高校生向けIT学習システム(株式会社さなる)
1コマ5分のサブスクリプション学習システム(株式会社学びエイド)
「覆面の貴講師」として、算数仮面・数理哲人というキャラクターに扮して活動している。本人とは別人という設定になっており、本人はブログ上で覆面講師の代理人であると述べている。
2005年2月より開設している自身のブログでは、ルービック・キューブ関係、法律学関係、数学関係、演奏関係、プロレス関係などの記事を投稿・発信している。
センター試験、東大数学、京大数学をはじめ、大学入試問題を引用し、講評を加えている。
中学入試(算数)の問題についてコメントしており、算数仮面名義での著書、雑誌連載記事のアイデアの原型とみられる記述がある。
高校数学の教科書を、教科書会社ごとに比較して、その記述ぶりについて言及をしている。
法科大学院適性試験実施団体の問題の質について言及をしている。
2005年8月5日付のブログ米谷の「知恵の館」blog校にある。高校生向けと一般向けがあるようである(高校生向けは以下の第一のパートの部分のみ)。
これらは法科大学院入学の動機となったという(以上、米谷の「知恵の館」blog校より引用)。
また、週刊朝日の取材に対し以下のような回答をする。
僕はこれまで『東大卒』というチャンピオンベルトを締めてきたけれど、そろそろ耐用年数が過ぎ、すり切れてきた。だから今度は『司法』という新しいベルトを手に入れたかったんです(以上、『週刊朝日』2004年4月23日号『「法科大学院あなたも狙える」社会人入学約2000人の「履歴」主要20校調査』より引用)。
2011年8月に高速道路上で車両が全損するような事故に遭遇したが、九死に一生を得た体験を記している。
2011年の東日本大震災に伴うプロボノ活動について記している。