群馬県立高崎高等学校(ぐんまけんりつ たかさきこうとうがっこう、英: Gunma Prefecture Takasaki High School)は、群馬県高崎市八千代町二丁目にある公立高等学校。通称・愛称は「高高(たかたか)[注 1]」。
概要
通信制と全日制がある。設置学科は普通科のみである。
理数系のスペシャリストを育成するスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に文部科学省から指定されている。また、高崎高校独自の取り組みとして文系には2005年度(平成17年度)より「HSクラス(ヒューマンサイエンスクラス)」が導入されている。なお、2012年度(平成23年度)卒業生を最後にSSHの指定期限が切れたため、SSHに代わる「SSクラス(スペシャルサイエンスクラス)」が設置された。2016年度(平成28年度)にSSHに再指定されたものの、SSクラスの名称は引き続き用いられている。1年時ではSSクラス・HSクラスの選抜は行わない。現在(2018年度)は2年時、3年時ともSS1クラス・HS1クラスが編成される。なお、HSクラスについては2018年度からの定員減少により2017年度で募集が取りやめられ、現3年HSクラスが卒業する2019年度終了をもって廃止された。
沿革
主な行事
翠巒祭(文化祭)
毎年「翠巒祭(すいらんさい)」を6月第1土曜日曜・日曜日の2日間開催。翠巒祭は毎年テーマが決められており、それに沿った展示・企画が準備される。
運営は生徒会が主体となり、実行委員、各クラス、各部活の生徒全員がそれぞれ制作に励む。
歴史
前身は1947(昭和22)年に行われた創立50周年の祭典である。その翌年に自治会文化部が主催となる第1回文化祭が行われた。主にブラスバンドの演奏や合唱、また群馬県立高崎女子高校や高崎市立女子高校とのコーラスが行われた。「翠巒祭」という名称が使用されたのは13年後の1960(昭和35)年、群馬県立高崎高等学校と名称が変更された年である。
展示
主な展示は以下の通り。[3]
- 入場口のアーチ
- 校舎内の装飾
- 正面玄関前のエントランスグラフィック
- 巨大壁画
- フォトモザイク
- クラス展示
- 各部活動の展示
イベント
主なイベントは以下の通り。
- ミスコン(ミス高高)※ただし、男子校であるため、女装で行われる
- 歌唱大会(マジ歌)
- ボディビル大会(筋肉王国)
- 演奏大会(翠巒ステーション)
- eスポーツ大会
- 部活動発表(應援部、和太鼓部、吹奏楽部、マンドリン部、合唱部)
- 招待試合
定期戦
9月下旬に群馬県立前橋高等学校とスポーツで戦う「定期戦」が開催されている。
部活動
運動部
- 野球部
- ラグビー部
- サッカー部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- 卓球部
- 陸上競技部
- 水泳部
- 柔道部
- 剣道部
- 山岳部
- 應援部
- スキー・スケート部
- テニス部
- ソフトテニス部
- バドミントン部
- 弓道部
- 空手道部
- 軟式野球部
文化部
- 数学部
- 物理部
- 化学部
- 生物部
- 地学部
- 写真部
- 英語部
- 郷土部
- 文藝部
- 弁論部
- 美術部
- 吹奏楽部
- マンドリン部
- 競技かるた部
- 放送メディア研究部(2008年度までの映画研究部)
- 新聞部
- JRC
- 落語研究部(部員なし)
- 囲碁部
- 将棋部
- 鉄道研究部
- 和太鼓部
- 演劇部
- 合唱(同好会)
- 料理研究(同好会)
部活動成績
運動部では、ラグビー(過去の実績としては国体2度優勝・花園3位)をはじめ、硬式野球(春のセンバツ(1981年・2012年))、サッカー(過去の実績としては選手権大会出場、インターハイベスト8)、ソフトテニス(過去の実績としては全日本高校選抜大会3位)などで、全国大会に出場した実績をもつ。硬式野球部がセンバツに出場を決めた1980年の秋季関東大会のエピソードは、山際淳司のノンフィクション小説『スローカーブを、もう一球』で採り上げられた。
文化部では、吹奏楽部(全国アンサンブルコンテスト金賞受賞)、放送メディア研究部(4年連続NHK杯全国大会出場、2年連続全国総文出場)、囲碁部(7年連続全国大会団体・個人出場、全国大会団体2年連続入賞(4位、8位)、個人第5位)、和太鼓部(2年連続全国大会出場)、鉄道研究部(全国高校鉄道模型コンテスト第5位)、マンドリン部(全国大会第4位:泉佐野市長賞受賞)などが実績を残している。
著名な出身者
政治
- 首相・閣僚経験者
- 国会・帝国議会
- 都道府県知事
- 市町村長
- 都道府県議会
経済
学術
官僚
軍人・自衛官
文化
放送
スポーツ
芸能
その他
著名な教職員
交通
参考文献
- 高崎高校百年史編纂委員会編集「高崎高校創立百周年記念誌『高崎高校百年史』」(通史編)群馬県立高崎高等学校創立百周年記念実行委員会発行 1998年3月31日
- 高崎高校百年史編纂委員会編集「高崎高校創立百周年記念誌『翠巒の群像』」(人物篇)群馬県立高崎高等学校創立百周年記念実行委員会発行 1998年3月31日
脚注
注釈
- ^ 同じ高崎市内に立地する群馬県立高崎工業高等学校の略称「高工(たかこう)」と同音となることによる混同を避けるためである。
- ^ 当校の1学年在学中に死去しているため、卒業はしていない。
出典
関連項目
外部リンク