般若寺(はんにゃじ)は、茨城県土浦市にある真言宗豊山派の寺院。
歴史
947年(天暦元年)、如蔵尼によって開山された[1]。
現在の当寺の宗派は、真言宗豊山派であるが、かつては律宗であった。忍性など多くの律宗の僧侶は当寺を拠点に布教活動を行った[1]。
当寺の境内には、「結界石」というものがある。律宗は戒律に厳格で、聖俗を厳然と区分する必要から、その境界を示す印として設けたものである[1]。
文化財
- 銅鐘(重要文化財 大正9年8月16日指定)[2]
- 結界石(茨城県指定文化財 昭和43年3月28日指定)[3]
- 石造五輪塔(茨城県指定文化財 昭和43年3月28日指定)[4]
- 木造釈迦如来立像(茨城県指定文化財 昭和50年3月25日指定)[5]
- 六地蔵石幢(土浦市指定文化財 昭和46年7月13日指定)[6]
- 木造阿弥陀如来立像(土浦市指定文化財 昭和48年12月1日指定)[6]
- 木造毘沙門天立像(土浦市指定文化財 昭和48年12月1日指定)[6]
- 木造釈迦如来両脇侍像(土浦市指定文化財 昭和48年12月1日指定)[6]
- 石造阿弥陀種子板碑(土浦市指定文化財 平成元年5月1日指定)[6]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年