野武士のグルメ
『野武士のグルメ』(のぶしのグルメ)は、久住昌之が日本国で発表したグルメ・エッセイである[1]。食事のために何気なく入った飲食店でのささいな出来事を、細やかな心理描写でつづっている[1]。久住昌之は、本作創作の原点は『孤独のグルメ』の一篇「釜石の石割桜」にあるとしている[2]。後に、本作を原作とした同名の漫画並びにテレビドラマが製作された[3][4]。
漫画
2013年11月から、幻冬舎が運営するウェブ・ポータル「幻冬舎Plus」で、土山しげるの作画による漫画版の連載が始まり、中断を挟みながらも2014年6月から2nd seasonを、2015年6月から3rd seasonを発表した[3][5][6]。 幻冬舎コミックスから『たそがれ食堂』が2017年6月に「創刊」されると、連載を同誌に移した[7]。漫画版では、時間を持てあましている60代の男「香住武」を主人公に物語が展開する[2]。これは土山しげるの発案だという[2]。連載初期は既刊のエッセイを、2nd seasonからは漫画のために久住昌之が書き下ろした原稿を原作としている[5]。しかし、2018年5月24日に作画担当の土山しげるが逝去したことから、新作の発表は終了することとなった[8]。これを受け幻冬舎は、既刊単行本全3巻を追悼の意を込めて重版した[9]。2016年12月の時点で135,000部を売り上げ、朝鮮語訳も出版されている[10]。 紙版
電子版
ドラマ
Netflixは、漫画版を実写化したオリジナル・ドラマ全12話を製作し、2017年3月17日から「世界190か国」で配信している[10][11][12]。2020年4月には米誌『バラエティ』の電子版で、The Best International Shows on Netflixの一作に選ばれている[13]。 スタッフキャスト(レギュラー)キャスト(ゲスト)各話リスト
関連書籍脚註
外部リンク
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