飛石飛石(とびいし)
飛石(とびいし、「飛び石」とも、英: Stepping stones, stepstones)は、人が歩くための通路として、飛び飛びに配置された石である。日本庭園では足場としてしばしば設置されるほか、川や池、庭の水面を渡る簡易な橋としても使用される[1]。今日では、登山者やハイカーなどが渓流や激流を渡るための応急処置として使用される場合ことも多い。 また、何かが飛び飛びに配置されていることを比喩的に表現する言葉としても使用される(例:飛石連休)。 世界各国の飛石日本日本庭園において、飛石はポピュラーな設置物のひとつである。古くは「伝い石」や「教(のり)の石」などとも呼ばれ、足元への泥の付着を避けたり、庭の芝生や植え込みを踏まないようにしたりする目的で設置された。主に縁側の沓脱石から離れや茶室までの間に置かれた[2]。 直線的に配置するだけでなく、いくつかの石を少しずらして並べることで、庭を自然に美しく見せることができる[2]。石は主に自然石の平石が使用される[3]。 スコットランドスコットランド・ノース・エアシャーのエグリントン・ウッズにあるドルッケン・ステップ(Drukken Steps)と呼ばれる飛石は、1781年から1782年までアーバインに住んでいた詩人のロバート・バーンズと仲間のリチャード・ブラウンがよく訪れた場所であった[4]。 "Drukken"は、レッドバーンを渡る際に、人が石から石へとステップを踏むように歩いたことに由来する。本来の石は、現在のものよりもずっと幅広で、7つかそれ以上が設置されていた[5]。 バーンズ自身は「Drukken」ではなく「Drucken」というスコットランド語の綴りを使用していた[6]。Drukken Stepsの遺構は現在エグリントン・カントリー・パーク(Eglinton Country Park)にある。
関連項目
参考文献
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