高崎安中拡幅
高崎安中拡幅(たかさきあんなかかくふく)は、群馬県高崎市から安中市へ至る全長約6.0kmに渡って整備が進められている国道18号の道路改良事業である。 「拡幅事業」であるが、全長の半分以上にあたる約3.2km区間でバイパスを整備するもので、生粋の現道拡幅事業としては残りの約2.8km区間に過ぎない[1]。 ごくまれに「高崎安中バイパス」と案内されることがある[2]。また、現地標識の旧道との分岐点では、「安中バイパス」と表記されている。 概要道路諸元
概説事業は現道拡幅部2区間とバイパス新設部1区間の計3区間に分類され、上豊岡町交差点から板鼻下町交差点までのL=2.2km区間が東側の現道拡幅部、続く板鼻下町交差点から下野尻交差点までのL=3.2km区間がバイパス新設部、下野尻交差点から終点である城下交差点までのL=0.6km区間が西側の現道拡幅部とされている[1]。 1983年度に事業化されて翌84年度に都市計画を決定[1]、1985年度より用地取得に着手して1989年度には工事が開始された[1]。 最初の供用区間として東側現道拡幅部のうち起点寄りのL=2.0km区間が1995年6月22日に4車線に拡幅され、1997年12月15日に東側拡幅部の残りL=0.2km区間の4車線拡幅とバイパス部全線L=3.2kmの暫定2車線開通が実現した[3]。 以降はバイパス部の拡幅事業を中心に進められ、JR信越本線と交差・並行する板鼻下町交差点から安中駅手前までのL=2.4km区間が2006年6月16日と同年9月28日に相次いで4車線化。その後は公共事業費の削減など紆余曲折もあったが、安中駅前を含む下野尻交差点までのバイパス部L=0.8kmが2016年3月23日に4車線となり[4]、これをもって東側現道拡幅部およびバイパス新設部合わせてL=5.4kmが4車線で供用された。 今後は残る終点側の西側現道拡幅部L=0.6kmに着手する事となり、国土交通省が2014年に公表した事業評価資料によれば同区間の用地取得を2018年度まで、土工および舗装工事を2021年度までと見込んでいる[1]。 通過市町村交差する道路
脚注注釈出典
関連項目外部リンクInformation related to 高崎安中拡幅 |