.380ACP弾 |
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種類 |
拳銃弾 |
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原開発国 |
アメリカ合衆国 |
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製造の歴史 |
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設計者 |
ジョン・ブローニング |
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製造者 |
コルト・ファイヤーアームズ |
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生産期間 |
1908 |
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特徴 |
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薬莢形状 |
Rimless, straight |
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弾丸径 |
.355 in (9.0 mm) |
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首径 |
.373 in (9.5 mm) |
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底面径 |
.374 in (9.5 mm) |
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リム径 |
.374 in (9.5 mm) |
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リム厚 |
.045 in (1.1 mm) |
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薬莢長 |
.680 in (17.3 mm) |
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全長 |
.984 in (25.0 mm) |
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弾丸性能 |
弾頭重量/種類 |
初速 |
エネルギー |
90 gr (6 g) JHP |
1,000 ft/s (300 m/s) |
200 ft⋅lbf (270 J) |
95 gr (6 g) FMJ |
980 ft/s (300 m/s) |
203 ft⋅lbf (275 J) |
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算出時の銃砲身の長さ: 3.75 出典: Federal Cartridge [1] |
.380ACP弾は、ジョン・ブローニングが設計した中型自動拳銃用の弾丸である。
なお、同じくジョン・ブローニングによって設計され、コルト社によって開発された.38ACP弾(英語版)とは、名称が近似しているが別の弾薬であるため、注意が必要である。
歴史
380は口径1000分の380インチ、ACPはコルト自動拳銃用(Automatic Colt Pistol)を示す。1908年にコルト社が製造を開始し、コルトM1908(コルトM1903の派生型。外見はM1903と変わらない)が最初にこの弾丸を使用し、その後もFN ブローニングM1910などの中型自動拳銃においてブローニングが設計した兄弟分の.32ACP弾と共に広く普及し、特にヨーロッパにおいては警察用の弾丸として一世を風靡した。
その後、ヨーロッパの警察用拳銃は9x19mmパラベラム弾を使用する大型拳銃に更新されたが、現在でも個人の護身用として広く使われている。
概要
.380 ACP弾は、旧西側諸国の自動式拳銃用の弾丸としては一般的にショートリコイルなどの閉鎖機構を必要としない、ストレートブローバック機構で射撃可能かつ容易に操作できるものでは最大威力の弾丸であると言われている。
H&K VP70やアストラ600、S&W シグマなど、いくつかはストレートブローバックで9mmパラベラム弾を発射している拳銃はあるが、VP70は発射ガスを逃がすことにより低反動化を行っているため、エネルギーも.380 ACP弾と同程度まで大幅に低下している。アストラ600では強力な弾薬に対応するためリコイスルスプリングが強く、その圧力は人力で操作する実際上の限界とも言われる。旧東側ではマカロフ用の9x18mmマカロフ弾が存在し、マカロフもストレートブローバック機構を使用するが、9x18mm弾の威力は.380 ACPの強装弾と同程度ある。
この弾丸を使う拳銃の殆どはバリエーションとして.32ACP弾仕様が存在し、銃身とマガジン以外はほぼ共通の部品が使用可能である。.32ACP弾仕様は装弾数が.380ACP弾仕様より1発多いので、どちらを選ぶかは威力と弾数とを勘案することになる。
他の表記法
- 9mmブローニング
- 9mmオート
- 9mmショート(Short:英語)
- 9mmクルツ(Kurz:ドイツ語)
- 9×17mm
- 九粍短弾ブローニング拳銃実包[2]
主な小火器
- 拳銃
- サブマシンガン
脚注・出典
- ^ “Federal Cartridge Ballistics”. 2007年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年9月25日閲覧。
- ^ Ken Elks, Japanese Ammunition 1880-1945: Pistol, Rifle and Machine-gun Ammunition up to 20mm, Vol. 1, Solo Publications, 2007, pp. 30-31. 日本軍将校等が所持する外国製拳銃用として、東京火工廠王子製造所(後の東京第二陸軍造兵廠王子工場)にて少数が製造された。
関連項目