2020年Twitterビットコイン詐欺は、著名人のアカウント乗っ取り仮想通貨がらみのツイートをした詐欺事件である。
2020年7月15日、複数の著名人のアカウントが、一時的に乗っ取られ仮想通貨がらみの詐欺ツイートをする事件があった。同日ツイッター社は「現在調査中で、修正に向けて対策を講じる」との声明を出した。その後、ツイッター上で「今回の事態に対処する間は、ツイートしたりパスワードを変更したりできなくなる場合がある」とした[1][2]。
7月16日に同社は多数のユーザーのツイートやパスワードリセットを停止した[3]。認証済みアカウントを停止した数時間後に復旧した[4]。
Twitter社は社内調査の経過報告を発表した。社内システムにハッカーによって攻撃を受けたアカウントは130件に上り、このうちの45件はパスワードが変更され詐欺などに悪用されたとしている。なお被害を受けた個人や会社名等は公表していない[5]。
7月22日、Twitter社はハッカーが第三者からは見ることのできないダイレクトメッセージの受信トレイにアクセスしていたことがわかった[6][7]。
Twitterの「管理者」ネットワークツールに不正アクセスした一人のハッカーは「Kirk(カーク)」というハンドル名で、Twitterの管理用内部ツールにアクセスし数時間で10万ドル(約1070万円)以上を稼いだそう。[8]