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69/96

『69/96』
Corneliusスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP渋谷系ヘヴィメタルエクスペリメンタル
時間
レーベル トラットリア/ポリスター
プロデュース 小山田圭吾
チャート最高順位
Cornelius アルバム 年表
THE FIRST QUESTION AWARD
1994年
69/96
1995年
96/69
1996年
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69/96』は、CORNELIUS(小山田圭吾)が1995年に発表した2作目のスタジオ・アルバムである。

解説

リリース当時としては珍しいハードディスクレコーディングを小山田が初めて採用したアルバムである。

「1996年の自分が、自身が生まれた1969年を眺める」というのをテーマとして作成された[1]

初回盤はピンクのソフトビニール・パッケージ仕様。トラットリア・メニュー69。アナログ盤はメニュー80。CDとLPはジャケットが違い、LPのジャケットは永井豪によるデビルマンがあしらわれている。『69/96』を区切る記号は、正確にはスラッシュではなく稲妻マークである。

全作詞、コーネリアス&ブライアン・バートンルイス(6曲目のみ、小西康陽)。全作曲・編曲、コーネリアス。至る所でさまざまなジャンルの作品からのサンプリングが行われている。

その他、ゲストとしてムッシュかまやつ暴力温泉芸者ASA-CHANGカヒミ・カリィEllie堀江博久、山本ムーグ&シュガー吉永(Buffalo Daughter)などが参加している。

小山田曰く、本作は『BURRN!』で意図的に取り上げてもらい0点を付けて貰うように制作した(小山田の敬愛するアズテック・カメラヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」をカヴァーした際、酒井が「ヴァン・ヘイレンをなめるな」と痛烈に批判した事に因む)との事だが、初代編集長であった酒井康は本作を「炎」誌の小山田との対談で高く評価している[2]

収録曲

# タイトル 邦題 主な参加ミュージシャン
1 69/96 a Space Odyssey Prelude (in Atami) 69/96 宇宙の旅 〜プレリュード (イン 熱海) ヴォーカルEllie
2 MOON WALK ムーン・ウォーク ドラムス&パーカッションASA-CHANGハモンドB3堀江博久ターンテーブル:ムーグ山本(Buffalo Daughter)、ノイズ中原昌也(暴力温泉芸者)
3 Brand New Season ブラン・ニュー・シーズン ドラムス&ノイズ:ASA-CHANG、ターンテーブル:ムーグ山本
4 Volunteer Ape Man (Disco) エイプ志願者(ディスコ) TB-303&エレクトリック・ギター:シュガー吉永(Buffalo Daughter)
5 1969 (Case of Monsieur Kamayatsu) 1969(ムッシュかまやつの場合) ヴォイスムッシュかまやつ
6 How Do You Feel? ハウ・ドゥ・ユゥ・フィール? ターンテーブル:ムーグ山本
7 1969 1969
8 Last Night in Africa アフ★メタ ドラムス:ASA-CHANG、ターンテーブル:ムーグ山本
9 1996 1996 ヴォイス:ブライアン・バートンルイス、ターンテーブル:ムーグ山本
10 Blow My Mind ブロウ・マイ・マインド ドラムス:ASA-CHANG、ターンテーブル:ムーグ山本
11 69/96 Girl Meets Cassette 69/96 ガール・ミーツ・カセット ヴォーカル:カヒミ・カリィ、ドラムス&パーカッション:ASA-CHANG
12 Concerto No. 3 from the Four Seasons (Pink Bloody Sabbath) ヴィヴァルディ 「四季」(ピンクの安息日)
13 Heavy Metal Thunder ヘヴィ・メタル・サンダー ドラムス:ASA-CHANG、ターンテーブル:ムーグ山本、ブルース・ハープ:八木のぶお
14 Rock/96 ロック/96 ドラムス:ASA-CHANG、ターンテーブル:ムーグ山本
15 World's End Humming Reprise (in Hawaii) ワールズ・エンド・ハミング~リプライズ(イン ハワイ) ドラムス、パーカッション&トランペット:ASA-CHANG

LPは2枚組でSIDE-A#1~5 SIDE-B#6~10 SIDE-C#11~13 SIDE-D#14~15。

ムーグ山本の表記については、ライナーノーツから。

その他

当作はアルバムタイトルにちなんで96トラック収録されており、本編終了から68曲目までは波の音が収録されている。69曲目にはアルバム収録曲「World's End Humming」の別バージョンが収録され、そのあと数秒程度の26の無音トラックを挟んで、96曲目には「Welcome to the Jungle」のオリジナルバージョンが収録されている。アナログ版においてもこの仕様を再現している。

脚注

  1. ^ 「MUSIC MAGAZINE 増刊 Japanese Rock/Pop 1」93頁
  2. ^ 酒井康著「虹色の音詞Ⅱ」9P
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