CR天才バカボン(シーアールてんさいバカボン)は、大一商会が開発・販売した、CR機または現金機デジパチシリーズ。赤塚不二夫原作の漫画およびアニメ『天才バカボン』のタイアップパチンコ機。2003年以降に販売されているシリーズ機についても本項で扱う。
2000年末、CRデジパチ機において、事実上リミッターが廃止となった時期にホールに登場した。
元の原作『天才バカボン』の魅力はもちろんだが、発生時点で大当たりが確定するチャッカー入賞音「タリラリラン音」、キャラが出れば出るほど信頼度がアップする「ステップアップ予告」、それに伴って登場する高信頼度の予告キャラ「白いウナギイヌ」、それぞれのリーチで一度ハズレた後に、復活演出として発生する「ならでは当たり」など最後まで目が離せぬよう演出面に大きく力を入れた。
本シリーズのキャラクターを使用した機種として、2004年にレレレのおじさんが主人公(ただし演出上の主人公は本官)の羽根モノ機種『CRレレレにおまかせ!』、2007年にその続編となる『CR新レレレにおまかせ!』も登場した。
当初は『レレレの天才バカボン』までのアニメ4作品のキャストを織り交ぜていたが、作品が進むにつれて第3作『平成天才バカボン』のキャスティングに統一されていった。
シリーズ1作目。
「マルチ4チャンネルリーチ」「全回転リーチ」を除く、全てのスーパーリーチに、「ならでは当たり」(再始動)が存在する。ただし、それぞれのスーパーリーチ演出に対して1箇所ずつしか復活ポイントがなく、再始動が存在しないハズレパターンも多い。この点は、続編の「CR天才バカボン2」によって改善されている。
アニメ「天才バカボン」の主題歌の1フレーズ、「♪天才一家だ。バーカボンボン」のメロディに合わせて、図柄が再始動〜停止する。昇格チャンスは2回。全回転リーチを除いた、全ての大当たり後に発生する。
シリーズ2作目。
前作『CR天才バカボン』で人気だった演出が多く引き継がれている。
全てのリーチの、ほぼ全てのハズレパターンで「ならでは当たり」(再始動)が搭載されている。リーチフロー的に復活の可能性がないハズレパターンは、「レレレリーチ」で本官が登場した際のショートハズレのみである。また、前作のスーパーリーチを再現したプレミアム演出も搭載されている。
前作同様、「♪天才一家だ。バーカボンボン」のメロディに合わせて、図柄が再始動〜停止する。ただし、昇格チャンスは2回増えており、計4回。奇数図柄でしか揃わないパターン(ママさんリーチの1・3回目など)を除く、全ての大当たり後に発生する。
2007年9月発売のシリーズ3作目。ただしCR天才バカボンシリーズの三代目として位置づけされた新作ではなく、シリーズ一作目のCR天才バカボンVを羽根デジとしてリメイクしたリバイバル機。CR天才バカボンVとほぼ同様のスペックとなる、ミドルスペックタイプも同時に発売。
2009年3月発売のシリーズ4作目・3代目。
機種名に「3」というタイトルを用いる代わりに、1967年4月9日に天才バカボンの連載が始まってから2009年3月16日の時点で41年と11ヶ月目ということと『元祖天才バカボン』の後期エンディングテーマ・『元祖天才バカボンの春』の歌詞をかけて、「41才の春だから」というサブタイトルでの発表となっている。また、本機では導入前から積極的にテレビCMが放映されている。
また、当機のリリースに併せて、ストーリー系リーチの原案になったアニメエピソードを収録したDVD、『平成天才バカボン 41才の春だからセレクション』ASIN B001TRYC0W が2009年4月24日、竹書房より発売された。
シリーズで初めて図柄にキャラクターが採用された。後述の『4』も同様。なお、STタイプの『1/41の甘だから』のみ全ての図柄が確変図柄になっている。
2012年5月発売のシリーズ5作目・4代目。
本機最大の特徴は、パチンコ業界初となる「大当たりのラウンド数を遊技者が選べる機能」を搭載したことである。具体的には、画面上で大当たりが確定した後に、盤面右側にある二股のスルーのどちらかに玉を通すことにより大当たりラウンド数を選択し、緑色のスルー(あんしんルート)を通した場合は必ず10ラウンド(『ガラポン三昧』では7ラウンド)の大当たりとなり、赤色のスルー(ドキドキルート)を通した場合は4ラウンドと16ラウンドの大当たりが1:1(『ガラポン三昧』では3:1)で抽選される。
2015年12月発売のシリーズ6作目・5代目。
図柄の色が赤(3・7)、紫(2・6)、緑(1・5)、青(4・8)の4色になり、キャラクターの配置も一部変更された。
本作では『クラシック』までのように数字のみのものがメインだが、一部ステージのみキャラクターが描かれたものに変わる。また、そのステージや一部のリーチでは数字のデザインが『初代』および『クラシック』のものになる。
2021年10月発売のシリーズ7作目・6代目。
『クラシック』以来に9図柄が復活し、図柄の色も奇数が赤、偶数が青という従来のものに戻った。また、夜のイヌの代わりに白ウナギイヌが加わり、キャラクターの配置も一新された。後述の『世紀末』も同様。
2023年10月発売予定のシリーズ8作目・7代目。
長年バカボンのパパ役の声を当てられていた声優、富田耕生さんが亡くなり次の人に引き継いだ。
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