eFootball(イーフットボール)は、コナミデジタルエンタテインメント(以下KDE-J)から発売されている、ビデオゲームのサッカーゲームシリーズ作品。
2021年7月21日、コナミは長らく使用されてきた「ウイニングイレブン」および海外版タイトル「Pro Evolution Soccer」を「eFootball」に統一し、改題する事を発表した。基本プレイの無料化(アイテム課金制)、クロスプラットフォームによる別ハード同士の対戦、Unreal Engine 4をベースに開発した新たなエンジン採用など全面的な刷新となる[1]。
2021年9月30日、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、Xbox One、Microsoft Windows、Steamで配信された。なお、iOSおよびAndroidは、同年11月11日のCS版バージョン1.0.0と同時にアプリ更新予定だった[2]が、CS版のアップデート延期のため2022年の春に延期された[3]。さらに配信延期のお詫びとして「eFootball ウイニングイレブン 2021」でのゲーム内イベントの再開を発表[4]。また、モバイル版のみライセンスの最新データへの更新が12月26日に配信された[5][注釈 1]。
2022年4月6日、バージョン1.0へのアップデートが同月14日になる事が公式サイトにて発表された[6]。モバイル版のアップデートは同年6月のバージョン1.1.0にて行われ[7]、同月2日に「eFootball 2022」としてサービスを開始した。
バージョン4.0.0現在は2種類の試合モードが存在する。
プリセットのチームを使用したエキシビジョンマッチや対戦を行うモード。
これまでの「マイクラブ」に替わるモード。当初は「クリエイティブチーム」という名称だったが、1.0アップデート時に「ドリームチーム」に変更されている。マイクラブとは大きく異なり、これまでエージェント(ガチャ)で獲得出来たスタンダード選手は、GPを支払う事で好きな選手を獲得出来るようになっている。また、レジェンド等の特殊な選手は「抽選契約」というガチャや「抽選契約権」「指名契約権」というチケットで獲得という方式。 指名契約権にはランクがあり、☆2の指名契約権では☆3以上の選手を獲得出来ないという制約がある(逆に☆3契約権で☆2を獲得等下位ランクの選手は獲得可能)
監督は時間によるランダムのリストアップから全ての監督を選べるように変更されており、GPを支払う事で好きな監督を獲得可能に。さらにフォーメーションの固定がなくなり、自由にフォーメーションを組む事が可能。なお、監督はそれぞれの能力として特定の選手の経験値にバフが入る「育成タイプ」を持っている。
選手育成には新たに「タレントデザイン」が追加され、レベルが上昇する事で獲得出来るタレントポイントを使用する事により、パラメータを自由に強化出来る。バージョン4.0.0よりGP消費無しでのリセットとタレントポイントの自動振り分けが可能になった。
バージョン4.0.0現在、以下のカードが存在する。
公式サイトでは、収録されているチームが明記されていない[13]。
選手は特筆の無い限り全て実名。
詳細 太字 - フルライセンス Fict. - 選手偽名 AFC - AFCアジアカップでのみフルライセンス
モバイル版は「eFootball スタジアム」のみ収録[13]。
バージョン0.9.0配信当時、操作性や表示不具合など多くの問題点が指摘されており、Steamのユーザーレビューでは、約9割ものユーザーから『不評』の評価を受けている[23]。
問題点の詳細としては、プレイできるゲームモードが少ない。【試合 - オーセンティック】のみプレイすることができる。特定の9チームのみで遊べるオフラインマッチと、運営側が決めた10チーム前後から1チームを選んでプレイするオンラインマッチがあり、選んだチームは一定期間において変更することはできない。基本プレイの無料化で競技人口の増加を狙ったとみられるが、逆にユーザー離れが起きる始末である。トレーニングモードが映像によるチュートリアルのみで、実際に操作方法を試したり練習することはできない。事前に使用するチームのフォーメーションや戦術を変更することや、各選手の能力値を確認することもできず、オンラインマッチではマッチング後に与えられた限られた時間の中で変更することを余儀なくされている。
グラウンダーのパスのスピードが著しく遅く、これまでの作品よりもパスで相手の陣形を崩すことが難しくなっている。スルーパスや自分のドリブルで進めたボールに選手が追いつけなかったり、ボールタッチを誤ることが多く、結果的にラインを割って相手のボールにしてしまう。守備時では2人目の選手にプレスを指示する操作が廃止されたり、移動時の重心の軽やかさが無くなったことでチーム全体での守備が難しくなった。ゴールキーパーにボールへのチャージを指示した際、目測を誤って素通りしてしまうことがある。選手がスタジアムに入る際に本来はスーツ姿で入るはずが、選手たちの顔や体がなくなってスーツだけがスタジアムに入っていく。スライディングをした時に選手の腕があらぬ方向に曲がる、主審が平面になって地面に埋まる、選手が透明化する、などの不可解な動きが散見される。
これを受けてコナミデジタルエンタテインメントは、当作の改善に努めていくことを表明した[24]。2022年4月14日のアップデートでは守備時のプレス復活や新操作「インパクトキック」など、操作方法を含めた大幅なアップデートがなされた[6]。
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